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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
“勝てば官軍”とはよく言ったものである。
そもそも正義の戦争などは存在しない。あるのは勝ち負けだけで、正義は勝ったものが独占する。 いまさら東京裁判をあげつらっても、追い詰められて開戦したといっても、何の意味もない。負けたのが悪いのである。 繰り返し言うが、悪いのは戦争に負けた事であり、さらに言えば負けるとわかっている戦さを始めた事である。 その最高責任者が誰だか名指しする必要はないでしょう。国民に一言の謝罪もなく世を去ったかの人のことを。 日本はアメリカに戦いを挑んで、ぼかぼかに殴られて降参した。 ただそれだけの話である。 その後日本は敗戦を終戦とごまかし、強い兄貴の庇護のもと、主権を他人に預けて、外交も国防も人任せの国になってしまった。 そしていま日本は、阿呆総理じゃなかった、麻生総理のもとで政争に明け暮れている。 あの阿呆は今日がどういう日か知ってるのだろうか。 日本があの“無謀な戦争”に突入した恥ずべき日ですぞ。 TBSの特番、「東京大空襲」で石川光洋が命をかけて守った33枚の写真を見終わって、3月10日の生き地獄を思い出し、“やり場のない憤り”にかられ、八つ当たりしているところである。
by n_shioya
| 2008-12-08 23:52
| コーヒーブレーク
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Comments(17)
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tetsumon59sotu
at 2008-12-09 08:44
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まったく、関連のないコメントで失礼いたします。文藝春秋のアンチエイジングにて、先生の文章を大変興味深く拝読させていただきました。血管外科医ですが50代になったこともありまして、たまたまlife extension revolutionという本を見つけて読みまして、興味をもつようになりました。先生の文章を、これからも大変楽しみにしております。
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さぼてんの花
at 2008-12-09 09:33
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昨夜はわたくしも観ておりました
麻生総理は浅はかな総理ですね 党のコマーシャルでかっこう付けてますけど、やくざ映画のやくざの親分みたいな外見と風貌がどうも好きではありません 個人的毒舌ですみません
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あっそう太郎
at 2008-12-09 12:03
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12月8日の開戦は避けられないことで、負けるつもりで戦争していなかったと思いますが・・・その時の先人たちの思いを今の考え方で理解するのは難しいことですが、当時の考え方を完全否定することはちがうんじゃないですか???
見解が違うようです。今、麻生をおろして小沢にやらせますか?批判は簡単です。しかしそれは無責任です。
誰も麻生に満足してはいないでしょうがやるものが彼以外にないならそのリーダーの荷物を肩代わりするくらいのものがないと責任ある態度とはいえません。何もできないならそのリーダーに負荷を与えることは遠慮しましょう。
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きのこ組
at 2008-12-09 13:12
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アメリカに長年住んでいて確信したことは、現代はすべて軍事力が
ものを言う時代だということです。とくにXXをもっていなければ話に ならないのです。悲しい現実です。 そういう意味で日本はアメリカの属国としてしか生き延びられない。
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tetsumon59sotu
at 2008-12-09 15:28
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先生のブログを仕事の合間に拝見しておりまして、医療崩壊、のことばを見つけました。医療崩壊について最近考えさせられることが多くなりましたが、この問題の「本丸」に「政治崩壊」が進行しているように感じられ、背筋が凍る思いがいたします。
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icelandia at 2008-12-09 15:47
小学校の算数もおぼつかないので、政治も経済も未だ分からず、わかんないままでいいやと投げやりになっている庶民です。12月8日はひとりひとりが平和を思えば、世界は平和になると説いたジョン・レノンの命日でしたよね。ヤバンな時代はいつまで続くやら。
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n_shioya at 2008-12-09 17:16
tetsumon59sotu さん:
コメント有難うございます。 ご興味があれば、是非抗加齢医学界にもご参加ください。 医療崩壊は深刻な問題ですが、おっしゃるとおり政治崩壊と、縦割り行政の官僚支配が元凶だと思います。
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n_shioya at 2008-12-09 17:19
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n_shioya at 2008-12-09 17:31
あっそう太郎さん:
おっしゃることはごもっともです。 戦争は人を狂気に駆り立てます。当時の判断や行動を今の基準で云々するのはフェアでないかもしれません。 其の一つは、20世紀の初頭はまだ弱肉強食の世界で、白人の植民地支配は当然なこととされ、日本はその白人の手口を忠実にまねしただけなのに、いささか出遅れたことと、東洋人なのに小生意気なと、叩かれてしまい気の毒だったと言うのは、アメリカの学者も言っております。
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n_shioya at 2008-12-09 17:39
やまんば さん:
日本の場合は、首相は国民が直接選ぶわけでなく、与党のご都合で盥回しできまってしいます。 その意味で、やはり阿呆を首相に選んだ責任は、責任政党にあるのではないでしょうか。 我々が責任を持てるのは、やはり解散総選挙で間接的に意思を反映させる以外にないでしょう。 僕は個人的には、政界再編成か、脱藩官僚の会を守り立てたらいかがかと思ってます。
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n_shioya at 2008-12-09 17:50
きのこ組さん:
平和憲法は大事ですが、それを守るために必要な努力をしてきただろうか、僕自身、忸怩たるものがあります。 また、世界情勢も変わってきました。 言論の自由から言えば、核について論ずることすらタブー視するのは、好ましい傾向ではないと思います。
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n_shioya at 2008-12-09 17:53
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analog-system at 2008-12-10 22:31
こんばんは。
テストステロンが闘争心の元だとすると、現代人はそれが分泌低下傾向にあることを考えると、徐々に平和にむかっているのでしょうか。 そんなに単純ではないと思いますが・・・ 日本は白人の政策に負けないようにして悲劇をみた。 そして、現代では白人の考えた経済システムに合わせて、歪を生じている。 日本は日本らしく在りたいものです。
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n_shioya at 2008-12-10 23:17
analog-systemさん:
日本は日本らしく、全くその通りだと思います。 その日本らしさの軸をどこに置くか、またそれをどうアピールするか、さらには“文明の衝突”ではなく、“文明の協調”は不可能なのか、思い切った頭の切り替えがもとめられますね。
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daisuqew
at 2011-03-08 13:18
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「勝てば官軍」と検索して、このブログに辿り着きました。
3年前の投稿なのですが、まったく色あせることなく、言葉が輝いております(残念なことではありまが)。本当に情けない日本になってしまいました。正に沈没しかかっている日本において、目覚めるべきなのはニッポン国民自身一人一人なのではないでしょうか。。。
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n_shioya at 2011-03-08 21:50
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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