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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
銀座のオアシス
ブランド・ショップが林立し、買い物客で賑合う銀座のど真ん中に、オアシスを発見した。
ナルニア国である。
教文館の6階にある、児童書のフロアだ。
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幼児の絵本から、児童書、そして中、高校生レベル、さらには児童書に関する大人向けの図書までが棚をいっぱいに埋め、適当に椅子やテーブルも置かれ、僕も子供たちに混ざって、一、二時間絵本の世界に浸る。
店の方々も本当に本好きで、子供たちにも優しいので心が安らぐ。
オアシスだから緑の木々(書籍)とともに、階下には湧水(言うまでもなくコーヒーショップ)もある。

今日も買い込んだ本を抱えて下に降り、ケーキセットを頼んで、静謐の時を楽しんだ。
その一冊の中で、ジャーナリスト船越茉莉と語るガブリエル・バンサンの言葉が印象的だった。

「(前略)
このことは私が本を通して何が言いたいかということにも通じていると思います。不幸を幸福に“変換”する。悲しいことでも、気持ちの持ちようや、ちょっとした工夫で、悲しいことだったはずのものが、楽しいことになってしまう。
『セレスティーヌのクリスマス』でもそういうことが言いたかったのです。
つまり、なにもないところ、物質的に何もないところから、想像で新しいものを創り出す。
これは現代消費社会への批判でもあります。何でもすぐお金さえあれば手に入る。つまり病につかれたように買うことに必死になっている。だけど、もう少しじっくり考えれば、買わなくとも、工夫すれば、自分でできるものがある、そういうことが想像力を豊かにさせるし、物を自分で作り出したいという意欲もわかせると思いますね。
私はこの消費に追いまくられている今のの社会を住みにくいと思いますし、とてもイヤです。
(後略)」

コーヒーをすすりながら窓から外を眺めると、通りは“病につかれた人”の群れで溢れていた。

(註)ガブリエル・バンサン:ベルギーのブリュッセル生まれの、女流絵本画家。その卓越したデッサン力と、温かみの中にペーソスを含む絵物語の数々で、日本にもファンが多い。
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by n_shioya | 2009-01-18 23:34 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented at 2009-01-19 18:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2009-01-19 22:20
3 さん:
子供の絵本だと言ってもばかになりませんね。
楽しいだけでなく、人間の洞察も鋭い。
真理はシンプルであると言ったのはアインシュタインでしたっけ。
Commented by アヤメ at 2009-01-20 02:27 x
お召し物がすごく良く似合っていますよ~!着物姿も素敵でしたよ。東京で暮らすのも悪くないですか?
Commented by n_shioya at 2009-01-20 10:07
アヤメさん:
ありがとうございます。
最近、少しずつ、日本とも和解するようになってきました。
年ですかね。


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