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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
奨学金
オバマ新大統領の就任演説があと4時間後に始まろうとしている。
リンカーンをはじめとして、ルーズベルト、ケネディとアメリカの大統領の就任演説は世界の注目を集め、また、世界を動かしてきた。
チェンジ!”を旗印として掲げてきたオバマ新大統領は何を訴えるか、全世界が期待している。

そんな中、我が家にニューヨークから朗報が届いた。
次女の娘が念願の高校に無事合格したという知らせである。
日本と同じに、人気ある高校の受験競争は熾烈である。しかも授業料は日本よりはるかに高額だ。そんなわけでこのところ娘も孫も二重に悩んできた。
それが無事合格しただけでなく、成績優秀ということで「奨学金」が出るという。つまり「特待生」だ。

奨学金」というと僕は50年前を思い出す。
留学終わりに近づいたころ、長男が幼稚園入学の年齢に達した。
われわれの居たオルバニーは小さな町だったが、ニューヨークの首都でもあり、オルバニー・アカデミーの付属幼稚園が最高とされていた。
当然ながら医者の子弟は皆そこに通っていた。
だが、授業料はべらぼうである。貧乏なフルブライト留学生の年収をはるかに上回る。

配偶者は言った。“試してみましょうよ、貴方。授業料を免除してもらえないかって。”
校長はミス・カーマスという年配の女性だった。いまでも名前を覚えている。
我々は必死にアピールした。
“われわれは来年は日本に戻らなければならない。もちろん金はない。だが、一年でも、息子にアメリカで最高の教育を受けさせたい。”
“幼稚園児に「奨学金」?聞いたことありせんね。でも委員会を開いて皆の意見を聴きましょう。”
委員会でどんな議論があったのかはわからないが、やがてミス・カーマスから電話があった。
“「奨学金」が認められましたよ。”
そして息子は一年間、オルバニー・アカデミーでアメリカのジェントルマン教育を受けることができた。

奨学金」も有難かったが、この「ダメでもまずトライしてみよう」、と思えるお国柄が嬉しかった。
日本だったら、そのような考えが浮かぶ前に、自分で押し殺してしまうからである。
この“発想の自由”こそアメリカで得た宝の一つである。
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by n_shioya | 2009-01-20 22:19 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by 山路 at 2009-01-21 21:13 x
塩谷先生へ

おめでとうございます。

努力の賜物ですね。
Commented by n_shioya at 2009-01-21 22:59
山路さん:
大家族は、悩みも多いが、喜びはさらに多いといえます。


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