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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ケータイ文化・・・続き
キノコ組さんから以下のようなコメントをいただいた。

「アメリカの名門私立高校でごく最近から、全生徒にノートパソコン使用の授業カリキュラムを廃止し、昔のように黒板・白板から手書きで授業内容を写す運動が始まってます。 手書きの重要性が見直されてるのでしょう。良い事です。」 

素晴らしい試みだと思う。
我々も長いこと講義や講演の際、白板を捨てて、スライドに頼ってきた。
そしてこの10年はパワーポイントがとって代わり、電子紙芝居と呼んで、映像中心に話を組み立てるのが習慣になってしまった。
パワーポイントの欠点は、あまりにも芸当が出来すぎて、そっちに凝ってしまい、肝心の中身がおろそかになり、というか中身の薄さをごまかしやすくなってしまったことだ。

この傾向はスライドからパワーポイントに移行するあたりに既にスライドでも、その装飾過剰が指摘され、色は白黒、文字は3行から5行にまとめるべきという主張が出始めていた。それがパワーポイントの出現で、急速に映像の芸当へと加速していった感がある。

われわれの分野では映像抜きというわけにはいかない。術前術後の傷痕、色合い、変形の改善度など、スライドは必至であった。
しかし聴衆が消化するためには、一分一枚が限度とされていた。つまり一時間60枚がいいところである。

それがパワーポイントになり、映像の切り替えや駒出しが迅速になり、ついつい欲張って一時間の講演に、200枚の映像を流す方まで現れた。これではみている方が内容はおろか、映像を追うのがやっとで、しまいには目がくらくらしてしまう。

そこで僕は初心に戻り、今年はチャンスがあったら、パワーポイント、スライド一切なしで、形成外科、アンチエイジングを語り、ただ「語り」で聴衆を魅了したいものと思っている。
そのほうが最も肝心なポイントは、電子紙芝居よりはるかにしっかと頭に入るのではなかろうか。
そう、白板もなしでジェスチャーだけで。

そのためには落語の師匠に弟子入りも考えている。
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by n_shioya | 2009-03-21 21:53 | コーヒーブレーク | Comments(3)
Commented by 御隠居@横町 at 2009-03-22 14:02 x
一世を風靡した堀江氏があの当時盛んに言ってましたね。
「パワーポイントで凝ったプリゼンテーションなんて必要ないじゃん、ワードできれいに仕上げるのも無駄。メールで全員に内容を配布しとけばすむでしょ」
などなど。
毀誉褒貶激しい人物ではあるが、こういうところは非常に合理的で、さすがにいろいろ騒ぎを巻き起こすだけのことはあると思いました。
Commented by n_shioya at 2009-03-22 22:54
御隠居@横町さん:
長所を伸ばすか、短所をたたくかで、どちらを優先するかが日米の違いかと思います。
Commented by 船長 at 2009-03-22 23:08 x
いやはや・・・
それにしても「戻るべき姿」を知っている世代と「芸当」から入っている世代では随分感覚が違うんでしょうね
くわばらくわばら・・・


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