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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
墓碑銘
映画「おくりびと」の人気にあやかろうとしてか、ある雑誌社から「どんな葬儀の形態を希望するか?」という趣旨の取材が入った。
正直、あまり考えたことのないテーマである。
といって、あとは野となれ山となれ、では回答にならないので、あれこれ考えている。

b0084241_1013473.jpgところで我が家の墓地は多磨墓地にあり、遺言で僕は墓守を仰せつかり、我々夫婦はそこに入らざるを得ない。
多磨墓地は武蔵野の一郭にあり、子供のころはピクニック気分で出かけたものである。
数日前も両親の墓参で訪れた。
だが、配偶者も常日頃言うように、あんなところに閉じ込められるのは何となく冴えない気分がする。

ではどうする?
大海原や山間に撒いてもらったら?
それも悪くはないな。
調べてみると、これは「散灰」と言って法律違反ではないそうだ。法律で禁じているのは「土葬」だからだという。法律とは面白いものだ。
聞くところによると、石原裕次郎は「海への帰還」を希望したそうだが、周囲の反対で実現しなかったという。
だがライシャワー元大使の遺灰は太平洋に撒かれたそうだ。

墓地はどうでもいいが、僕がひそかにこだわるのは墓碑銘である。
自分自身の気の利いたセリフはないので、愛唱するスティーブンソンのレクイエムを借用したい。
 
Under the wide and starry sky
  Dig the grave and let me lie:
Glad did I live and gladly die,
  And I laid me down with a will.

This be the verse you grave for me:
Here he lies where he long’d to be;
Home is the sailor, home from sea,
  And the hunter home from the hill.


せめて最後の三行だけでも、どこかの岩に。
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by n_shioya | 2009-07-29 21:54 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by だんぷ at 2009-07-30 13:57 x
日々生きることに精一杯…なだけではなく、
たまには立ち止まり考えようか…と思うようになったのが数年前
これはウェルエイジングなのでしょうか?それとも?
Commented by n_shioya at 2009-07-30 22:30
だんぷさん:
それこそゆとりと円熟、ウェルエイジングの境地に近付いた証拠と言えるでしょう。
Commented at 2009-07-31 05:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 御隠居@横町 at 2009-08-01 10:28 x
Do not stand at my grave and weep;
I am not there. I do not sleep.
流行したとはいえ、こんなこと墓碑銘に書いたら、よほどのへそ曲がりですかね。


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