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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
我らが生涯の最良の夏
外は34度の真夏日だ。
幸いクーラーのおかげで家の中は適温だが、決して冷房は快適環境とは言えない。
だが、40度近い猛暑の中を、エアコンなしの車で走り続けたらどうなる?
1964年の夏にまさにそれをやった。

8年のアメリカ留学を終え、帰国の途に就いた時、僕の全財産は200ドルと2年古いフォルクスワーゲンだけであった。
病院勤務が終わるのは6月30日。やっと見つけた格安航空便がサンフランシスコを発つのが8月終わり。
つまり、親子4人が200ドルで二カ月をくいつなぎ、しかも大陸を横断しなければならない。
それにはキャンプしかなかった。
しかもサンフランシスコでワーゲンを売り、航空運賃をねん出するという離れ業だった。

b0084241_11361962.jpgこのアイデアを出してくれたのは、ジョンスホプキンスの友人だった。彼は休暇の度に、アメリカ中をキャンプして回っていたベテランである。
彼からキャンプ道具一式を20ドルで譲り受け、アメリカでのテント生活のコツを教えてもらう。
僕が用意したものは、コールマンのストーブとランタン。そしてランドマクナレイのロードアトラスとキャンプサイト案内だった。
今でもランタンは八ヶ岳の山小屋に飾られている。

ニューヨークからサンフランシスコまで直線距離で約5000キロ
暑い時期なので、ルートは北部を横断し、ロッキー山脈から西は出来るだけ多くの国立公園をカバーすることにした。
何人かに、“ピストルだけは用意しろよ、”と真顔で言われたがやめておいた。
射撃の経験が〇なので、子供たちを誤射したらやばいと思ったからである。

1964年7月1日。
こうしてワーゲンのルーフラックにテントを積んで、塩谷ファミリーの大陸横断旅行は始まった。
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by n_shioya | 2009-08-03 23:05 | コーヒーブレーク | Comments(8)
Commented by valkyries at 2009-08-03 23:18 x
先生、「イージー・ライダー」や「パリ・テキサス」ばりのロード・ムービーですね。今後の展開を期待しています。
Commented by ぐう at 2009-08-04 01:08 x
すみません。。。またコメントしちゃいます。続きが読みたくて(^^;
続きありますように(^人^)
Commented by Doc.K at 2009-08-04 07:49 x
NYからSF, 真夏に小さなWVで4人。 この後の展開に評判の小説のページをめくる時に感ずるワクワク感。  GREY HOUNDでもかなりきついのに、やはり先生(とそのファミリー)はすごい!!  
Commented by さぼてんの花 at 2009-08-04 09:45 x
すごくよい経験をされていらっしゃるのですね 「塩谷ドック大陸横断物語」でしょうか 
先生の若き日のお写真なども拝見してみたいですね~(^-^)
思い出のランタンがノスタルジックで宝物ですね
Commented by n_shioya at 2009-08-04 21:50
valkyriesさん:
ありがとうございます。
ポチポチ書き続けようかと思ってますのでよろしく。
Commented by n_shioya at 2009-08-04 21:51
ぐうさん:
ありがとうございます。
ご期待に添えるとよいのですが。
Commented by n_shioya at 2009-08-04 21:52
Doc.Kさん:
大昔のことなので、どこまで思いだせるか心配です。
Commented by n_shioya at 2009-08-04 21:53
さぼてんの花 さん:
肝心のフォトが見つからないので、存分に想像力を発揮していただければと思います。


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