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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
マクロビオティック またの名は玄米菜食
昨日のこと、昼飯に外へ出たら、敬老の日でどこも満員で行列ができている。
やっと空いている店を見つけ入ったところ、自然食の店なのか、棚に「マクロビオティックス」の本が置かれていた。
実は「マクロビオティックス」という名は耳にしたことがあるが、内容は全く知らなかった。
拾い読みしてみると、何のことはない、「玄米菜食」の勧めではないか。
やばいところに入ったと後悔した。
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その本によると「マクロビオティックス」は、桜沢如一氏によって第二次大戦の前後に提唱されたという。
丁度親父の恩師、二木謙三博士が「完全食」を提唱したのと期を一にしているようだ。
玄米至上主義で、肉はご法度、魚はまあ許されるが、砂糖は毒と言うあたりは同じだし、形而上学的というか、神がかっている点もそっくりである。

その二木博士に親父は傾倒していたから、われわれ子供たちは悲惨な食生活を強いられた。
勿論玄米菜食。肉はだめ。キャラメル、チョコレートはご法度。
しかも玄米は飲み込むのではなく、自然に流れて無くなるまで、百回噛めという。
調味料はなべて良くない。人の舌は自分の体が必要なものを選び、必要な量を食欲として欲するはずである。その自然の味覚、食欲を騙して、有害なものを必要以上に食べさせてしまうのが調味料で、フランス料理は最も悪いという。

長じて人並みの食事に接し、親父が断罪するが如何に美味かを知り、以来、一生かけて償うために、不肖の息子は毎日各国の毒をせっせと食べ続けている。

ウィキペディアによると二木博士は、
「食事法としては玄米菜食による完全食、塩は用いず、動物は少なくし、二分間煮で食べることを提唱していた。二木自身は48歳より、1日1食、玄米、塩なし、油なし、火食なし、動物不要の食事となった。
正心調息法の創始者である塩谷信男(僕の親父)は二木の健康法を実践して病弱体質を克服した。二木は晩年も元気に活動し、亡くなる前には全国の弟子たちを電報で呼び集め、全員が揃ったところで「それじゃあ、君たち、最後の息をするから、さようなら」と言って世を去ったという。」
とある。

さて、昨日のレストランだが、幸いマネージャーはマクロビオティックの「原理主義者」ではなさそうで、メニューには肉も載っており、僕はスペアリブをおいしく頂いた。配偶者は真面目に、その店のお勧めの五穀米の定食を食べていたが。
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by n_shioya | 2009-09-22 22:16 | 食生活 | Comments(9)
Commented by 御隠居@横町 at 2009-09-22 22:53 x
二木博士も先生のお父様も健康長寿なんですよねえ。
動かぬ証拠を見せつけられるようですが、今風に言えばCRってことじゃない? と言ったら怒られますかねえ。
ともかく、少食でたくさん動くことだけは二木博士や先生のお父様を見習いたいです。
Commented by だんぷ at 2009-09-22 22:55 x
完全菜食なんて無理…と思いながらも
メニューに五穀米や玄米がチョイスとしてあると
必ずそちらを頼みたくなる私は、
ちょっぴりご利益が欲しい「タナボタ願望」なのか単なるミーハーなのか。
少なくとも子供たちが毛嫌いするという悪影響だけは生んでしまいました。
Commented by n_shioya at 2009-09-23 08:46
御隠居@横町さん:
まさにおっしゃる通り、CRだと思います。
しかも玄米菜食はまずくてそんなに食えたものではないので、一石二鳥の効果があるのでは、とひねこびれた息子は考えています。
Commented by n_shioya at 2009-09-23 08:51
だんぷ さん:
それでいいんですよ、なにもタリバン見たいに教条的に考えなくても、適当に楽しめば。
じゃないと落語のそば通のように、いまわのときに、“ああ、たっぷりとタレをつけたかった”ではなく、“ああ、もっと肉が食いたかった”と言い残すようになったらつまらないですよ。
Commented by valkyries at 2009-09-23 10:01 x
先生、桜沢如一の墓は京都にあります。我が家から徒歩で15分ほどの本法寺というお寺で、裏千家今日庵の目の前です。
彼の命日には墓参後に臨済宗妙心寺の塔頭(たっちゅう)でマクロビオティック料理(=精進料理)を頂くというツアーが以前ありました。

マクロビオティックはマリオット・ホテルズの創始者JWマリオットがいたくご執心で、系列のリッツ・カールトンやJWマリオットに行けば必ずメニューがあるとのこと。
が、マクロビオティックは利益率の高いアルコールを出しませんので、ホテルとしては収益に結びつかないというジレンマも抱えているようですよ。
Commented by icelandia at 2009-09-23 17:30
  育ち盛りの子供には、肉や魚はあった方がいいと思いますが、体がアンバランス(病気がち等)な場合は、マクロビのような食事法は有効なようですね。そういえば、健康エコナが不健康で、リコールになりましたっけ(発がん物質云々がリコールの原因とありましたが、以前からトランス脂肪酸のことはやり玉になっていたので、リコールが無難ということになったのでしょう)。あぁいった、よくわからない調味料や油を使うより、ごくベーシックな調味料の方が安心・安全なので、そういう意味でも、白い食品の排除は割合心がけています。が、私自身は肉も魚もわんさか食べる方です。胃が重たく感じる時は、マクロビ・レベルまで厳格にはしませんが、菜食・油抜きにすることもあります。要は自分の体調に合わせて、バランスを取れということかな、と。
Commented by n_shioya at 2009-09-23 20:02
valkyries さん:
いろいろと情報ありがとうございます。
アレクシス・カレルの名著「人間この未知なるもの」を訳したのも桜沢氏だったような気がしますが。
Commented by n_shioya at 2009-09-23 20:06
icelandiaさん:
育ち盛りの子には十分食べさせたほうがよいと思いますが、われわれ昭和一桁は、その時期に食糧不足で栄養失調に苦しみました。
その粗製乱造の体が、平均寿命を押し上げているのは、やはりカロリーリストリクションの効果だという人もいますがどんなものでしょう。
僕は原則的に美味しく食べれば何でも栄養になる、といういい加減な栄養学の信奉者です。
Commented by valkyries at 2009-09-23 22:34 x
先生、確かに桜沢如一訳で角川から出ていますが、今は絶版のようです。渡部昇一さんの新訳が「知的生き方文庫」から出ています。
どちらかが亡父の書斎にあったと記憶していますが、残念ながら私は読んだことがありません。Amazonの書評を見ましたが、なかなか面白そうですね。


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