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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
深夜の怪電話
永年形成外科医をやってきて、いろいろと患者の奇妙な要望に接することがあったが、今回の市橋容疑者の件は、警察が全貌を明らかにしてないので、美容外科医の対応に関しては、不審なことが多い。

思い出すのは50年前、まだアメリカで形成外科を研修していた時のことである。
真夜中に不審な電話がかかってきた。しゃがれた女性の声で“ドクター!、キャン ユー チェンジ マイ フェイス?”と受話器の向こうから囁いてくる。
ぎょっとなって受話器を置きしばらく寝付けなかった覚えがある。

よく世間では、美容外科では顔を思い通りに変えることができるように錯覚しているが、そんな甘いものではない。
いまより少しでも美しく、しかもその人に会った顔に仕上げるのは決して容易なことではない。
勿論ただ変えろと言うなら、めちゃくちゃに変えればよいが、唯グロテスクになるだけで、正常な患者が望むことでないし、また、まともな医師は引き受けないだろう。

b0084241_23191160.gif市橋容疑者が最初の医師に対しどんな希望を突き付けたのか、
その医師がそのおそらくは異常な希望をどう受け止め、
どんな手術を施したのか?
捜査による解明が期待される。


所で前述の夜の怪電話だが、今思うに仲間のたちの悪いいたずら電話だったのではなかろうか。
そのころ僕はまだレジデントで開業しておらず、僕の電話番号を知っているのは病院仲間か、限られた友人だけだったからである。
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by n_shioya | 2009-11-12 22:37 | コーヒーブレーク | Comments(6)
Commented by だんぷ at 2009-11-13 07:04 x
オチ(?)に笑ってしまいました
アメリカ人がジョーク好きと言っても少々過ぎてますな…
それだけ「愛すべき存在」と見られていたのかもとも思ったり…

それにしても市橋容疑者に最初の手術をした医師には
良心ってものはないのでしょうか
善意の医師と患者、世のためにも「良心チェッカー」みたいなモノが
開発されないかしらん、などと思ってしまいました。
Commented by jupiter at 2009-11-13 11:07 x
私たちも素朴に不思議な思いを抱いています。
医者としての道徳観や守るべきものがあるはずだと思うからです。
これでは、スパイ映画に出てくる「闇のルート」での整形やパスポート偽造と同じことになってしまいますよね。
我々の知らない世界があることは、おぼろげながらわかるのですが、小説や映画の世界が現実化してくると空恐ろしくなってきます。
それにしても最近の結婚詐欺や女子大生刺殺事件などの多いことは、嘆かわしい以上に、世の中の変貌を予感させられます。
Commented by ruhiginoue at 2009-11-13 11:45
 今回の事件で思い出すのは、形成外科医に「運転免許証の写真を撮り直さないといけないくらい変われる」との甘言を受けたと言う人たちのことです。
 そこは警察と関係のある病院のはずでしたが、これでいいのかと思います。
 それとも、実際にやったのは飯田橋ではなく市ヶ谷に行かされてのことだから、いいのでしょうか。
  
Commented by n_shioya at 2009-11-13 22:35
だんぷ さん:
でも、いまだに思い出すとぞっとなりますよ。
Commented by n_shioya at 2009-11-13 22:36
jupiterさん:
スリラーものでは美容外科医はずいぶんと便利な存在にされてますね。
Commented by n_shioya at 2009-11-13 22:38
ruhiginoueさん:
よく美容外科の裏の世界をご存じですね。
マフィアの世界と言ったら言い過ぎでしょうか。


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