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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ガラスの森
ストックホルムから東海岸沿いに5時間ほど車で下ったところに、カルマーという街がある。
スエーデンの国民車、ボルボの工場の所在地だ。
ここから西に内陸へ入ると、2時間ほどでヴァクショという、森と湖に囲まれた町に達する。
有名なグラ―ス・カントリーの中心地だ。

ガラス製品の好きな我々は、10年ほど前にこの地を訪れた。
コスタ・ボダ、オレフォス、サンドヴィックなど、なじみのガラス食器の工場が、広大な松林の中に点在している。
昔はガラス工場の炉の燃料には松が使われたので、この森林地帯にガラス工場が建てられたのだという。素材はどこから運ばれたのか、聞くのを忘れてしまった。

どこの工場も見学者は歓迎で、長期滞在者の為の宿泊設備の整っているところもある。
このようなファクトリーの魅力の一つは、セカンドといって、規格に満たないため、といっても素人にはわからない程度だが、市場には出せない品々が格安の値段で手に入ることである。

ベニスのムラノでも感じたことだが、ガラス工芸は魔術とでも言いたいほど、鮮やかなものだ。
長い筒の先についた真っ赤に溶けたガラス塊に、ふくらました口から空気を吹き込み、風船状に膨れた赤い玉を巧みに転がしながら、形をつけていく。
幾度見ても見あきない芸術作業である。

ところでこのヴァクショという町、このワープロでは出てこないスエーデンのアルファベットで綴られる。スペリングだけでなく、発音が難しい。
彼らもそれを心得ていて、外来の客に発音させては、違う、違うといじめの種にする。

ここから南西に2時間も下れば、ヘルシンボルグの港だ。カーフェリーで対岸のデンマークまで一時間もかからない。
そのデンマーク側の港、ヘルシンガーに近づくと、あのハムレットの舞台で有名なエルシノアのお城が、幻のように水平線上に浮かびあがってくるのが印象的だった。
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by n_shioya | 2009-11-17 22:18 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by HOPE at 2009-11-18 07:06 x
なんとも幻想的な場所なのですね。
一度訪れたい所の一つです。
ガラス工芸はテレビなどで何度見てもとても不思議。
一体誰が思いついたのかしらん、と時間までさかのぼる感じがします。
目の前で見たら尚更なんでしょうね?
はかなさが魅力、だから大切に扱わなければ…などと思い
数は少なくてもお気に入りを改めて眺めてみました
Commented by 御隠居@横町 at 2009-11-18 12:40 x
Växjöですか。たしかに読めません。(ちゃんと表示されてますか?)
スウェーデンの人たちは英語うまいから、こちらにスウェーデン語話す必要はほとんどないし。いろいろ習ったけど、たしかに発音がむずかしかった。
北欧は職人芸を大切にしてるのですかね。ロンドンの注文紳士靴店で、最近職人になる人が減ったけど、ひさしぶりに来たのがスウェーデン人で、彼は父親が金職人だから、職人の世界は肌で知ってると話したのを思い出します。
Commented by n_shioya at 2009-11-19 00:10
HOPEさん:
ガラスに限らず、陶器や家具など工芸品は魅力がありますね。
Commented by n_shioya at 2009-11-19 00:12
御隠居@横町さん:
そのスペリングです。
確かにスエーデンではどこでも英語が通じるので、言葉で苦労することはありませんね。


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