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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
拝金大国アメリカ
高校留学した次女が無事大学進学したころだと思う。
そのころ毎年一度は、ときには二度三度とアメリカの学会に出席するたびに、次女に会い、その成長ぶりに目を見張ったものだった。
その折、
“なんでアメリカ人は年収のことばかり気にするのだろう?”
と漏らすと、
“あたりまえじゃない、アメリカでは人の評価基準はそれしかないから。”
と当然のことのように言われ、ショックを受けたことを思い出している。

確かに皆移民の成り上がり者の集まりで、名門貴族などと家柄には縁のない集団だし、教養についてはヨーロッパの後塵を拝し、しかもその数値化は困難である。
するとアメリカン・ドリームなど格好をつけても、所詮は金。どれだけ儲けたかという数値が最終目標となってしまうのはいたしかたない。
又、実力主義というと聞こえはいいが、要は弱肉強食であり、強者の論理がまかり通る国で、格差社会は自明の理となっている。

そもそもの成り立ちから、原住民から土地を強奪し、黒人奴隷の犠牲の上に築かれた繁栄である。
その体質は未だに引きずっており、そのダブルスタンダードはアメリカの言う民主主義を胡散臭いものとしている。
今「戦後のヨーロッパ」を振り返って感じたのは、第二次大戦で世界中のすべての国は、多かれ少なかれ既得権を失い、その廃墟から立ち上がる中で、国民の為の社会保障を真剣に取り入れざるを得なかった。
一人アメリカだけが、ほとんど無傷の戦勝国として繁栄を謳歌し、社会保障は人間を束縛し自由を奪おうものとして、ひたすら小さな政府にこだわった。
更に共産主義が倒れた後は、抑制の外れた資本主義は、市場経済の美名のもと、世界中を恐慌に撒き込み、その元凶のウォール街の怪獣だけがしたたかに息を吹き返して、オバマも歯止めをかけることができない。

金の亡者アメリカ。どこへ行く、お前は?
b0084241_1905594.jpgそう案じているところへ、堤未果女史の第二弾が出た。題して「貧困大国アメリカⅡ」。
その後書きよりの抜粋。

「いま私たちが直面している、教育に医療、高齢化に少子化、格差と貧困、そして戦争といった問題をつきつめていくと、戦争の継続を望む軍産複合体を筆頭に、学資ローンビジネス、労働組合や医産複合体、刑産複合体など、政府と手を結ぶことで利権を拡大させる様々な利益団体の存在が浮かび上がってくる。
世界を飲み込もうとしているのは『キャピタリズム』よりむしろ『コーポラティズム(政府と企業の癒着主義)』の方だろう。」

と現在のアメリカが抱えている矛盾点の全貌を鮮やかに浮き彫りにしている。
日本よ、明日は我が身だ!
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by n_shioya | 2010-02-20 22:27 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by ruhiginoue at 2010-02-20 23:26
 そのレベルですらなく、だからアメリカほど宝くじが売れる国はないそうです。
Commented by 船長 at 2010-02-21 01:55 x
明日は我が身どころか、片足、いや両足つっこんでズブスブ行ってる感じがしますね
一体どうなっちゃうんでしょう
Commented by n_shioya at 2010-02-21 20:07
ruhiginoueさん:
ありのままのアメリカの姿を世界の人はもっと知るべきでしょうね、良くも悪くも。
Commented by n_shioya at 2010-02-21 20:08
船長さん;
それで沈没しないのが、この国の不思議なところです。


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