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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「クリスマス・ストーリー」
今日もまた映画を観た。
それもまた、カトリーヌ・ドヌーヴである。
恵比寿のガーデンパレスで上映中の「クリスマス・ストーリー」。
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物語は、

“クリスマス。それは家族が集まる日。ヴュイヤール家では、母ジュノンの病気をきっかけに、疎遠になっていた子供たちがクリスマスを過ごすために家に集う。しかし、絶縁されていた“役立たず”の次男アンリの登場で、家族の誰もが抱いている不安や寂しさ、秘密めいた想いが顔を出し、穏やかな休日に波風が立ちはじめる…。”

その先は映画をご覧いただくこととして、感じたことをいくつか。

まず、白血病とそのドーナー探しが、クリスマスを前にしてのヴュイヤール家の家庭内の軋轢のトリッガーとして描かれている。
臓器移植はしばしば、家庭不和の原因になりうると、今は亡き助教授から言われたことを思い出した。彼は腎不全にもかかわらず、透析を受けながら立派に職責を果たしてくれたことは以前にも書いたとおり。
彼も一時は腎移植も検討したことがあり、その時に臓器提供者の心の葛藤について聞かされたことがある。
親和性から言うと、近い親族にドーナー候補を求めることが多いが、やはり提供者は義務感というかプレッシャーを感じたり、進んでドーナーとなっても、あとで感情のこじれを生じたり、ということが往々にしてあるそうだ。
平たく言えば、たとえDNAの適合性で選ばれたにせよ、兄弟、親族の中で、一番役立たずだから自分が狙われた、いや、名乗り出なければならかったという被害者意識が生まれるということもあるらしい。

今一つ、小説や映画で見る限り、日本と比べて欧米の家族の方が表立っての争いが多いのではと感じた。
勿論平穏無事では物語になりにくいだろうが、やはりその対立の様相が、言挙げのお国柄、そして自己主張の国民性をあらわにしているように感じられる。
和をもって貴しとするお国柄では、あれほどエゴをむき出しに傷つけあうことは少ないのでは。
その代わり、陰にこもらず、最後は本当に和解し合うことにも繋がり、日本人のように、表はつくろってもいつまでも不満を抱いてというより、あの方が真剣に愛し合っている証しともいえるのかなぁ、・・・、と複雑な気持ちになった。

それはともかく、カトリーヌ・ドヌ―ヴは見事だった。
今回は寄る年波の体形も気にならなかった。
監督の言う、彼女の「エレガントな傲慢さ」がうってつけの役柄だったからだろう。
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by n_shioya | 2010-12-21 22:49 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by 船長 at 2010-12-24 11:47 x
確かに臓器移植が家族の踏み絵のようになるということはよくあるようですね
その立場になったら、今感じているようにストレートに行動できるのか…
愛と自己愛に挟まれても「思う気持ち」で正しく判断したいです
Commented by n_shioya at 2010-12-24 21:29
船長さん;
誰でも、迷いに迷って決断できない事態というもはあるものだと認めるのが大事かもしれませんね。
どちらを選択しても悔いは残るもの、と達観できればいいのでしょうが。


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