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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
蓑虫とヤドカリ
最近蓑虫を見かけなくなった。
昔は、生け垣や植え込みに、枯れ葉や小枝の継ぎ合わせた小さな寝袋のような蓑虫が幾つもぶら下がっていたものである。
蓑を開けると、中には白いウジ虫のような虫が潜んでいる。オオミノガの幼虫だ。
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人間も蓑虫のようなものだと最近よく感じる。
地位も権威も、皆蓑のようなもので、裸にすれば中味は同じ人間である。
鎧のような外観でだまされてはいけない。
教授であろうと、社長であろうと、大臣であろうと、勿論首相であろうと、たとえ天皇であろうと、裸にすればあの白いウジ虫と同じ、ただの人間である。
教授だからものを知っているだろうとか、首相だから国のことを思うだろうと言う幻想は捨てたほうがよさそうだ。
蓑という虚飾を剥いた時は、ウジ虫の真価、つまり中味の人間性が問われるだけである。

昔軍人を言う種族は、人殺しの功績に応じて、勲章という蓑で身を飾った。
今の官僚は、中味の人間性を削ってでも、蓑という地位にこだわる。
原発事故の責任者たちも似たようなものだ。哀れな奴といってはすまされない。
被害は日本全土、いや世界にまで広がってきているからだ・・・

など偉そうなことを言ってると、配偶者にたしなめられた。
蓑虫、結構じゃない。ヤドカリはずっとましよ”。

解ってます、我々いわゆる昭和初期の教養学派と呼ばれる人種は、ヤドカリと同じで、自分で蓑を紡ぎもせず、他人の造った思想の殻にちゃっかりと収まっている、蓑虫にも劣る種族だと言うことを。
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by n_shioya | 2011-04-07 22:09 | コーヒーブレーク | Comments(9)
Commented by 田谷馬 at 2011-04-08 07:39 x
蓑虫の蓑を剥がし、ちぎった色紙を置いておくとそれでカラフルな蓑を作るのですが、そのような楽しみ方が科学的な好奇心の素なのか、それとも生命倫理として問題なのか、難しいところです。
Commented by 十楽人 at 2011-04-08 14:34 x
笑えない冗談。「詫びぐらい 原稿なしで言え 会長」(朝日新聞川柳)/「社長 計画入院中 東京電力」(同 かたえくぼ)。
安全・保安院の西山審議官は、てっきり技術屋と思っていたら、東大法学部卒で資源エネルギー庁で原発推進派であった由。こちらも悪い冗談では。
Commented by n_shioya at 2011-04-08 22:17
田谷馬さん:
ちょうどわれわれが虫けらをもてあそぶように、神様も我々人間をなぶっているのでは、と思うことがあります。
Commented by n_shioya at 2011-04-08 22:24
十楽人さん:
優の数と引き換えに人間性を削り、男としてのプライドも捨てて組織を守り保身を図るのが、東大法学部卒の真骨頂ということでしょうか。
Commented by 御隠居@横丁 at 2011-04-09 10:24 x
これもヤドカリ批判かもしれませんが、野茂が日本の野球チームを退団して渡米してメジャーリーガーになった頃、知人の女性が哲学教授の旦那をバカにして、
「外国の古い文献を引用していい加減に解釈してるだけのインチキ学者。野球で言えば、メジャーリーガーではない。日本のプロ野球選手でもない。単なるメジャーリーグ評論家、それもメジャーリーグの歴史を評論してる評論家にすぎない」
ひどいこと言うなと思ったけど、教養、特に哲学や文学や芸術なんてそんなもんだと思いました。
よく文化というのは官僚・権力者になりそこねたものが作るというけど、官僚・権力者は蓑虫、文化人はヤドカリですかねえ。
ヤドカリの人も総理大臣の家に生まれて総理大臣になる人生たどったら蓑虫になってたろうし。
Commented by n_shioya at 2011-04-09 22:40
御隠居@横丁さん:
蚕になって、繭を紡ぎたいものですね。
Commented by miya at 2011-04-10 00:56 x
保安院は最初、中村審議官(確か東大工学部卒)が出てきたのですが、正直に「炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」と言ったために「国民に不安を与えた」ということで更送されてしまいました。そして、代わりに登場したのが、西山審議官です。
しかし、隠蔽したことで、国民の多くはより不安になり、混乱が増したような気がします…。
Commented by 十楽人 at 2011-04-10 09:35 x
私が定年まで勤めていた会社(メーカー)では、「技術屋の良心」という言葉がときどき使われました。例えば、顧客からクレームが発生した時、文系の営業マンはある種のごまかしでことを収めようとして技術屋にうまく説明してほしいと頼んでも、彼らはある一線以上は「技術屋の良心としてそれはできない」と断られたものです。
Commented by miya at 2011-04-10 13:00 x
技術屋の良心…確かに技術系の人ってそういう面がありますね。舌先三寸の営業マンとはほど遠い…。
ところで、小泉チルドレンの片山さつき氏は政務官時代に西山審議官と面識があり、彼がカツラをかぶっていることを暴露したそうです。ネット上に「カツラをかぶる前」と「かぶった現在」の写真がありました。こんな時でも笑いを忘れないのはいいことなのか、それとも日本人の平和ボケか、どちらでしょうね。


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