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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
中村修二氏の講演
今日は日本形成外科学会で、中村修二氏の特別講演を聞くチャンスに恵まれた。
題して「日米の大学、企業における研究環境の違いー青色発光デバイスの研究を通じて」。
3・11の余波で海外の演者が皆キャンセルした中で、一人、カリフォルニアから駆けつけてくださった。

実に威勢の良いお話で、地震騒ぎで萎えていた者どもは大いに鼓舞された。
著書を通じてご存知の方も多いかと思うが、氏は信じられないような劣悪な環境下で、いやそれをバネとして、孤軍奮闘、あれだけの成果を上げられのは、唯、唯恐れ入るだけだ。

氏は言われる。自分はただ“謎解き”が面白く、突っ走ってきただけだ。そして逆境の時、自分を駆り立ててきたのは“怒り”であると。
“怒り”といっても“怨恨”ではない、不当なことに対する怒りである、として研究生活の中で遭遇した理不尽な事象を、かいつまんで話してくださったのが、実に面白かった。

そして「2000年に日本を離れて米国のカリフォルニア大学に移った。米国では自由に研究できる環境があるが、日本にはいろいろ規制があり、規制大国である。企業にしろ、ベンチャーを簡単にできるシステムが米国にはあるが、日本には無い。」と結論づけられた。

確かに。
だが、世界が認める氏の研究は、其の日本で格闘しながら生まれたことを考えると、環境だけに責を負わすこともできず、複雑な気持ちになる。
やはりその場合求められるのは、氏のような超人的な粘り強さなのだろうか、たとえそれが怒りに支えられたものにせよ。
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by n_shioya | 2011-04-13 23:08 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by 船長 at 2011-04-14 08:07 x
中村氏のお話うかがえば、確かに環境だけとは言えないようですが、
やはりどんなに自らを鼓舞しても虚しい現実が日本の環境には多々ありますね
今子供達に真に必要なのはこのような局面での「良い意味で我を通す」力かも知れません
とにかく「横並び」からはじかれないよう、
でもその横並びの中ではトップであろうとすることに労力を使いすぎてしまいます
日本人で偉業を成した方々は皆さん「どこか変わってる(日本人としては…)」と評されることが多いですもの
Commented by 御隠居@横丁 at 2011-04-14 09:18 x
中村さんは大学入試全廃を唱えておられますが、まったくの同意見です。
Commented by n_shioya at 2011-04-14 22:22
船長さん:
僕ももっと変わっていれば偉業も成し遂げたかもしれませんが・・・
Commented by n_shioya at 2011-04-14 22:23
御隠居@横丁さん;
確かに今の選考方法では、本当の能力は言うまでもなく、とても独創性のある若者は拾えませんね。


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