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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
市場原理
リーマンショック直後は、市場原理主義も叩かれたが、やはりまたぞろウォール街は息を吹き返し、歯止めの利かない資本主義が横行し始めているように、素人目には感じられる。
オバマがウォール街の申し子ともいえるガイトナーを財務長官に任命した時、ありゃなんだとおもったが、やはりアメリカは良くも悪くも、自由競争自己責任の国、というか住民はなるべく国家の介入を避けようとする。
いまだに銃規制が行われないのもその表れであろう。

チームより個人の能力を優先する社会は、誰でも能力を存分に発揮できる点では、若者のモティベーションを高めるが、競争は熾烈で年老いたライオンは、若獅子に蹴落とされると言う非情な面もある。
また、能力さえあれば、性格的にはエクセントリックでも、おおめに見てくれるようだ。
殊に僕がどっぷり漬かっていた外科医の世界では、腕が第一で性格は二の次という風潮が強かった。

其の一人、オハイオ大学のゾリンジャー教授は僕の外科の専門医試験のときの審査官でもあり、その奇行ぶりは前に書いたとおり。
また、僕のいたオルバニー大学にも、ウェルチなる名物教授がいた。
手術中、また回診の時も誰かれの区別なく怒鳴り散らす。
手術はうまいが、あまりスムースに行くと退屈して、わざとかき回して出血させてみたりする。
また、僕がチーフレジデントになるのを最後まで反対したのは彼だったと言う。
何故、と聞かれると、塩谷は日本人だからと言ったそうだ。だから反日というわけでもない。実生活ではわけのわからない男だった。
問題はそういう奇行を真似する輩が続出することである。名手だから許される奇行なのに、奇行を模倣すれば名手になれると勘違いする輩だ。

こんなことをグダグダ考えるのも、今の日本の似非民主主義の、横並びで“角をためて牛を殺す”式の学校教育をどう変えるべきか、頭を悩ましているからだ。
アメリカ式の自由競争に問題はあるにせよ、今少し日本の教育も悪しき芽を刈り取ることを急ぐ前に、まず、良き芽を育てることを考えるべきではなかろうか・・・
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by n_shioya | 2011-05-12 22:29 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by マスコミくん at 2011-05-13 08:32 x
わかります!
マスコミは変わり者くらいが個性だ!などと言われて
奇行をうれしそうに繰り返す輩がいますから。
本当にできる人間は、どこか別世界にいるような静かさ持っている人多いと思うのです。
本当に本当の天才はここぞという時の怒りや行動がすさまじくて小出しはしないという感じです
Commented by n_shioya at 2011-05-14 13:12
マスコミくん さん:
すると僕の原発事故隠ぺいの怒りも、天才的といえますかね。
Commented at 2011-05-14 22:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2011-05-15 21:24
ローズマリー さん:
どちらも一長一短ですね。
だが、若い時には無論アメリカが魅力的です。


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