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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
お江戸日本橋亭
僕達の子供の頃は「紙芝居」というのがあった。
一寸さえないおっさんが、自転車の後ろに箱を積んでやってくる。
拍子木を叩くと子供たちを集め、木戸銭をまきあげると、箱を劇場代わりにお芝居を始める。
一種独特の語り口で、時には楽しく時にはおどろおどろしく、おっさんが差し替える絵の世界に子供たちは引きずり込まれていく。
たわいない絵だが、それがかえって想像力を掻き立ててくれ、今の出来すぎのコンピューターグラフィックスよりもはるかに楽しい。
この幼年期の「語り」の世界が、長じては寄席の講談や落語の世界に通ずるのではなかろうか。
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高速道路で無粋に覆われてしまった日本橋だが、其のちょっと奥の通りに「お江戸日本橋亭」という粋な芝居小屋がある。
まだ風邪が抜けきらず、仕事もままならぬ状態が続いているが、今日は気分転換にもなるかと、その「お江戸日本橋亭」で、例の劇団「ストーリーズ」の「語り」を聴きながら、幼児の回想にふけることが出来た。

演目は:
ふしぎな文房具屋(安房直子:作)     口演:雨宮京子
星はなんでもしっている(今江祥智:作) 口演:高見沢絹江
神田悪魔町夜話(杉本苑子作)      口演:倉田美香

そして休憩をはさんで、

走り雨(藤沢周平:作)            口演:加藤精三

其々皆楽しめたが、皆のお師匠さんである加藤精三先生の「語り」はさすがに見事なものであった。
お陰でさすがの風邪の症状も軽減したように感じられ、「音楽療法」というのがあるのなら、「語り療法」というのもあっては良いのでは、など想っている。
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by n_shioya | 2011-05-15 21:19 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by けろっぴ at 2011-05-16 07:08 x
『語り療法』 いいですねぇ。
私も塩谷先生に賛成です。
子供が小さい時は、毎晩本を読んであげたものですが、『読み聞かせ』 と呼ばれているらしく、知的面だけでなく、心理面でも効果があるらしいです。
考えてみたら、落語なども、『語り療法』 に入るのでしょうね...。
Commented by 序破急 at 2011-05-16 16:38 x
紙芝居は、漫画本さらにテレビの普及で取って代わられたけれど同時に、画家が副業として紙芝居の仕事をしているうちに漫画家になって、さらに作品がテレビアニメとなったのでしたね。
妖怪の水木しげるとか忍者の白土三平がそうでした。
また、「黄金バット」の高らかな笑い声は、紙芝居の語り部によって異なっていたけれど、テレビアニメ化で全国統一されました。
ところで戦争から帰る兵士たちは帰国の船の中で何日も同じ体験をした者同士で語り合い集団セラピーになっていたけれど、ベトナム戦争では飛行機ですぐ帰還のため、体験の認識ができず精神を病む人が多かったようですね。
Commented by n_shioya at 2011-05-16 21:09
けろっぴ さん:
テレビやケータイで、子供の想像力が失われていくのでは、と心配です。
Commented by n_shioya at 2011-05-16 21:10
序破急 さん:
なるほど。そういうこともあったのですね。


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