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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
3・11直後から2週間ほど、当事者の初動の遅れ、事故の隠ぺい、、子供だましの欺瞞だらけの大本営発表、適正対処の欠如等々についてこのブログで警鐘を鳴らし続けたことは覚えておられることだろう。
頭がどうかしてるのでは、とまで言われたこともある。 だがこの時点になって、「不都合な事実」がボロボロと暴露され、素人の僕の杞憂以上の深刻な事態はまだ続いているのは悲しいことだ。 原発事故は明白な人災である。しかもその責任隠しは着々と進行している、被害者の救済を後回しにして。 “菅下ろし”もその最たるものと僕は思う。 確かに“空き缶”は無能無策だったかもしれない。だが、もともとは自民党時代の産・官・学のマフィアグループにある。 利権、金権亡者と御用学者の緊密なチームプレーはあきれるほどの緻密さであった。 其の中で首相がどれほどの指導力を発揮できるか。指導力を発揮されては困る者たちの足の引っ張り合戦で会った。 ここで首相を変えるのに何ほどの意味があるか。その証拠に、これならという候補は誰も挙げることが出来ない。 少なくも“空き缶”は、大チョンボをやったかもしれぬが、それで学んだ教訓も多い筈。それを生かさぬ手はない。 ここで首相としての権力を最大限に行使して、リーダーシップを発揮できるよう、敵も味方も協力して、国民のために国難に立ち向かうことがなぜできないのか? 問題ははっきりしている。 今の日本は「政治屋」の烏合の集団で、志ある「政治家」が一人も現場に居ない。 「アキ缶」もペテン師的手腕で「政治屋」としては及第点をとった。 今度は、“志ある若者”を糾合して、「政治家」としてのリーダーシップを発揮してみたらどうか。 退陣はそれからでも遅くはない。 この際、今「空き缶」が退陣すべきかどうか、国民投票を行ったらどうだろう。 政治遊びの空白を避け、続投を望む国民は意外に多いのではなかろうか。 その為には三つ条件を付ける。 ①被害者の早急の救済 ②第三者機関による徹底究明 ③責任者の厳正な処分 この具体案の期限付きの実行を空き缶は公約とする、ペテンの抜け穴を残さずに。
by n_shioya
| 2011-06-15 21:11
| 原発事故
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Comments(6)
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HOPE
at 2011-06-15 22:22
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おっしゃる通りだと思います
今大震災を政争の具にしたいと願う人も 政治家の詭弁に心から賛同する人もいないでしょう それが証拠に世論調査で不信任案提出を評価しなかった人が多かったこと 本音を言えば「誰がやっても一緒」「邪魔しないで進めよ」ということではないでしょうか 本当にそういった多くの声を聞くのに、そのことに気づかないのか 聞こえないふりをしているのか、どこまで馬鹿にしているのか 空き缶やめるなら全部やめれば?と子供たちまで言ってますね
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miya
at 2011-06-16 02:27
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先生のお考えに同意します。確かに菅直人は首相の器ではないと思います。しかし、東電は長年、自民党の大スポンサーです。石破自民政調会長、保安院・西山審議官のお嬢さんはともに東電の社員です。厳しいものの見方が出来るわけありません。自民党が政権をとったら、原発事故の賠償に公金をバッチリ投入し、いずれ原発の建設も始めると思います。
ところで、ネット上では「福島県浪江町で生まれた耳なしウサギ」が話題になっています。最初はガセかと思いましたが、本当のようです(産経新聞の記事にもなりました)。 福島県では、いわき市で奇形の花が発見されたりもしています。環境と人間への影響が心配です。 この動画を投稿した方は56歳の女性です。 ガセとか言われ、嫌がらせも受けてお気の毒です。 20年間ウサギを飼っていて、初めて耳無しウサギを見たそうです。 4月の終わり頃に生まれた可能性があり、ウサギの妊娠期間は1ヶ月なので3月11日の原発事故以降に妊娠して生まれたと言うことになるそうです。 よろしかったら御覧下さい。 一匹だけ耳のない白い子ウサギがいます。 http://www.youtube.com/watch?v=TDFWNy4Dow8
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十楽人
at 2011-06-16 14:44
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今回の不信任案提出騒動は、噂に永田町に住むという狐と狸の化かし合いであり、それを真に受けて、一緒になって菅おろしに同調している人たちは、「カシコイはずの国民のレベルをこの国の愚かな政治屋のレベルに落としている」のだということに気がつくべきでは?。騒動の本質は小沢一派、西岡(諫早問題)の怨念であり、震災をも政争の具にして民主党を分裂させようと目論んだ自民党の政略であって、菅の能力云々は「本論」ではないでしょう。統帥権干犯を政争の具にした政友会の時代から何も進歩していないといわざるをえません。
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n_shioya at 2011-06-16 21:06
HOPE さん:
この風潮を煽っているのがマスコミというのは情けないですね。
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n_shioya at 2011-06-16 21:07
miya さん;
ほかの国ならとっくにフェースブックなどでの市民運動が立ち上がっているのでしょうが・・・
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n_shioya at 2011-06-16 21:16
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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