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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
50年前、東大の医学部の学生運動が全国に飛び火して、ついには安田砦の攻防戦になったことを覚えてられるだろうか? その為、ある年は入学試験中止という異常事態になり、東大の解体論まで突出した。 そのさなか、ある学生の作ったポスターが評判を呼んだ。 僕も、こんな奴がいるならまだ東大も捨てたものではないと、安心したものである。 その学生、橋本治はどうなったかと思っていたが、その後作家となり、演劇、イラストなどでも多彩な活躍を展開してきたことを、つい最近、彼の著書『人はなぜ「美しいが」わかるのか』を目にしてしった。 10年前にちくま新書として出版されている。 さすが橋本である。 のっけから「美しい=合理的」という議論を吹っ掛けてくる。 その後も、判ったようなわからないような奇妙な論旨が展開するが、言わんとすることは何となく伝わってくる不思議な内容である。 ま、僕の素人としての理解では、そもそも「美」というものはそれ自体の定義が不可能で、その属性によって説明する以外にないようだ。それをイギリス圏では、プリージングという言葉で代表させている。 そこで彼の場合は、美の対象とそれを目にする我々との間で発生する、ある交流関係として解き明かそうとしているようだ、とかしか言えない。 不得要領で申し訳ないが。「ミタメ」を追求する以上、「美しい」は避けて通れないテーマなので、これからも模索は続く。
by n_shioya
| 2011-08-13 22:05
| 美について
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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