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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
レマン湖の丘
ユングフラウからジュネーヴへの帰途だったから、ヴェヴィあたりだったろう。
高山植物の花の咲き乱れる丘を車で登っていくと、突然眼下にレマン湖が開けた。夕日に照らされた穏やかな青い湖水の面には、白に赤の十字の旗を掲げた遊覧船がゆっくりと動いている。
“ちょっと外の空気を吸おうか?”
助手席のスイス娘に声をかけて、外へ出た。

ヨーロッパで一人でドライブする時は、しばしばヒッチハイカーを拾ってやる。
旅は道ずれというわけだ。
もちろん女の子に限るが、たまにはその後ろからムクツケキのが現れる美人局(つつもたせ)タイプに騙されることもある。
今日の女の子はどうということもない、田舎娘だった。
英語で言えばhomelyといった言葉が当てはまる。詰り・・・その先は遠慮しておこう。
自分から進んで話をするタイプでもなかった。

僕の印象では、大体スイスの女はそっけない。けっして無愛想というわけではないが、フランスやイタリアの女のような、陽気さがないということである。
丁度チーズで言えば、癖がなくて無難なエメンタールチーズといったところ。
そう、前の晩に泊ったユングフラウの麓のウェンゲンのホテルの受付嬢もそうだった。すらりとしたブロンドに、黒の制服がよく似合っていた。
テキパキとした案内で安心感はあるが、面白みに欠けている。

日没まじかの湖畔の風景をカメラに収め、僕はレンズを彼女の方に向けて、“どう、一枚?”と声をかけた。多少、儀礼のつもりもあった。
即座に“私、写真撮られるの嫌いなの”という答えが返ってきた。
恨みがましい目つきで、と言ったら思いすぎだったろうか。

思い出すたびに心ないことをしたと思う。
特に最近「ミタメ」の学会活動にのめり込んでいると、女なら誰でも「ミタメ」をブラッシュアップしたいのだろうと、思い込みがちだ。
勿論気持ちとしてはそうだろう。
だが、あのスイス娘のように、天与の素材に自分で見切りをつけている方達のことはどう考えたらよいのだろう。
彼女らにも、少しでも自信をつけさせることができなければ、いくら「ミタメ」と叫んでも、あまりにも片手落ちだという気がしてくるのである。
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by n_shioya | 2011-09-01 22:20 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by 船長 at 2011-09-02 07:26 x
そうですよね
女性は小さなうちから「かわいい」と言われる子、
何か華があって目を引く子には賞賛が浴びせられますね
それを脇で見て育つ子もいるのです
でも、諦めの心が顔に表れ、それが「ミタメ」に影響するなら
やはり「ミタメ」は心なのでは?とも思います
だって、ものすごい美人なのに底意地の悪いオーラ出ていて
「美しさを感じられない」人もいますもの
ま、それに男性陣がお気づきになるかはわかりませんが…

Commented by n_shioya at 2011-09-02 21:11
船長さん:
女の子の世界も厳しいものがありますね。


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