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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
Wo? 何処へ
誰でもその時々に絶えず口ずさむ歌があるのではないだろうか。
声に出さなくても、頭の中でそっと鳴り響いている歌が。
このところ僕の場合その歌は、ハイネの詩「Wo?(何処へ)」である。

“Wo wird einst des Wandermueden
Letzte Ruhestaedte sein?
Unter Palmen in dem Sueden?
Unter Linden an dem Rhein?”(ウムラウトが出ないのでeをつけました)

”彷徨い疲れた者は何処に安らぎの地を見出すのだろう。
南国のヤシの葉影か、それともライン川の菩提樹のほとりか?“(私訳)

ハイネの詩はリズム感があり言葉は易しいが、中に皮肉屋ハイネならではの刺というかちょっぴりと毒が含まれているのが魅力である。
其の詩集「Heimkehr(帰郷)」にはローレライをはじめ数々の名詩が含まれ、「君の面影」、「漁師の娘」そして「影法師」などその数片はシューベルトが「白鳥の歌」で素晴らしいメロディをつけているのは御承知の通り。

そして今日、土曜日の朝、
”Wo?(何処へ)“とつぶやくと
”目黒の庭園美術館へ”と配偶者から即答があった。
今、エルミタージュ美術館のガラスのコレクションを展示しているという。
ベニスに始まり、ボヘミア、ドイツそしてフランスのガレ、ドームと100点近い見事なコレクションだった。
以前ベニスを訪れた時、ムラノに渡り、ガラス工房を見学した時の驚きを想い出した。
細長い管の先についた融解した真っ赤なガラスの球を風船のように吹きながら、目にもとまらぬ早業で、くるくると皿やゴブレット、そして人形や動物など、細工していく。魔術としか言いようのない匠の技だった。

ところで最近「終活」というが流行っているという。「就活」ではない。人生の終焉に対する準備活動だそうだ。「就活」とちがって、合格率は100%だと、テレビでキャスターが揶揄っていた。
だが、その先の「Wo?(何処へ)」には誰も答えを持っていなかったのも面白かった。
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by n_shioya | 2011-09-17 22:13 | コーヒーブレーク | Comments(1)
Commented by 船長 at 2011-09-19 13:50 x
朝起きて「Wo?」と尋ねて出かける…そんなゆったりした時間いいですね
休まる時間の過ごし方見習いたいです


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