ウーマンエキサイト ガルボ Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ
ガルボウーマンエキサイト
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「人間と国家」そして二つの美容外科学会
坂本義和の「人間と国家」を読み終え、国際政治があまりにも、学会の権力闘争と類似しているのに愕然とした。
二つの同名の日本美容外科学会をどうすべきかを議論する中で、かつてその要因を僕なりに整理したことがある。

①まず、「患者の為」という大義名分。
②そして「法的な規制」。
③最後に「ギルド」として、本音では勢力争い。
学会間の争いは、本音は「勢力争い」であるが、「患者の為」という錦の御旗を掲げ、その実、「利権を守る」ために法律を振りかざし、また、捻じ曲げる。
このため、表の議論だけ聞いていても、なんで争っているのかわけがわからないことが多い。

国際政治の場合も驚くほど類似しているが、この順序を逆にたどると、
①まず国家は国益を守るために、他国と争う。これが「ギルド」に当たる。
だが、その国益とは何か。国民の為と言っても、それは一部の権力者の利権の擁護にすぎない。
国家が如何にウソつきで頼りないかは、あの原発事故の対処の仕方でも明らかだろう。しかもその国家に守られた東電の会長、社長の金銭欲の厚かましさ、計算(経産の間違いではない)官僚の傲慢さは人非人としか言いようがない。
②国際社会での「法規制」は、国際法であり、国連である。だが、それは大国が恣意的にエゴを通す小道具にすぎない。
例えばアメリカがイラクを破壊し、フセインを処刑するのに何の法的根拠があったのか。
③そして最後に割を食うのが「患者」ならぬ、市民である。

グローバリゼーションというのは、経済、技術、情報がボーダーレスになった今、国境を越えた市民の連帯であるべきだと言うのが著者の主張で、僕もそれには大賛成である。

同様に二つの美容外科学会も、過去のしがらみ、怨念を捨てて、本音で「患者の為」という原点に戻って、美容外科の未来を切り開いて欲しいと僕は先日の学会でアピールしたつもりである。
[PR]
by n_shioya | 2011-10-07 21:48 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by 篠原珠里 at 2011-10-08 14:41 x
はじめまして、いつも楽しくそして大変勉強をさせて頂いております。先生のjustisな意見は日本人が避けたがることですが、大地震以来日本人のあり方についても個人の私達が真実と問うていかなければこの国は、最低になってしまいます。子供のいる親として日々悶々としています。
これからも先生の楽しい日記を楽しみにしております。
Commented by n_shioya at 2011-10-08 20:29
篠原珠里さん:
やはり我々市民が“お上”の呪縛から解放され、市民連帯が政治をう後隠すようになるべきですが、道は険しいですね。
Commented by 十楽人 at 2011-10-11 20:03 x
先月本書のご紹介があり私も読んでみました。"口だけ”の学者が少なくない中で、志を同じうする内外の有識者と連携した坂本氏の平和運動への行動力には、敬服のほかありません。反面、それらの活動が各国の政治指導者の心にどれほど届いているかを思えば虚しくなります。かって、中曽根康弘氏は大江健三郎氏との朝日新聞の対談で、大江氏の説く平和論を言下に、「空論だ」と一蹴したものです。両者の議論はまったく噛み合っていませんでした。坂本氏の言葉で言えば、中曽根氏の主張は「国益があって初めて”民益”がある」となるのでしょうが。
Commented by n_shioya at 2011-10-11 20:49
十楽人 さん:
彼の判断にすべて賛同するわけではありませんが、地に着いたものの考え方、行動には、同世代のノンポリラディカルとしては敬服させられます。


<< レインボーダイエット ビデオの祝辞撮り >>


woman.excite TOPへ Copyright © Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - 会社概要 - ヘルプ | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム