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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
嫌な風邪がはやっているようだ。
鼻水から始まって喉の痛み、だんだん下に下がって咳と痰。全身の筋肉痛とけだるさ。 それぞれの進行順序は並の風邪と変わりないし、それほど熱がでる訳でもない。 ただ、だらだらと続き、しかも再発を繰り返す。 周り中でそのようなごほんごほんと続いていれば、僕もいつなっても不思議はないと思っていたら、昨日あたりから鼻がむずむずし、くしゃみが出始め、体がだるくなってきた。 これはヤバい。というのは今週はセミナー、講演などぎっちり詰まっている。しかも僕はあまり風邪はひかないが、いったんひくと回復に人の2倍か3倍もかかる方だからだ。 風邪を治すのは本人の「免疫力」である。風邪のヴィールスに効く抗生物質はない。つまり風邪を治す薬はないという事だ。 あるのは、熱、だるさ、咳、鼻汁などを押さえる、言わば対症療法だけである。もちろんそれだけでも患者としては楽にはなるが。 其の「免疫能」は加齢とともに低下する。もちろん風邪のなおりも遅れるし、若ければ風邪ですむ物も、肺炎に進行しうる。そして肺炎が悪化して・・・其の先は言わぬが花でしょう。 免疫は免疫細胞の働きである。現在の研究では其の細胞の数はかわらないという。ただ、其の機能が、おおざっぱに言えば、抗体産生能力が低下するのだとされている。 この「免疫能強化」がアンチエイジングの此れからの課題の一つだ。 といったような自分自身の無力感を交えながら、今日の学習院の生涯学習センターの「身近なアンチエイジング」の第二回をなんとか無事終える事が出来た。
by n_shioya
| 2012-05-14 22:35
| アンチエイジング
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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