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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
宮内庁のしきたり?
昨日NHKプロフェッショナルで、心臓外科医の天野教授を取り上げていた。
昨年、天皇のバイパス手術を執刀した男で、順天堂の教授である。
斯界の異端児だが腕は日本一とは聞いていた。
今の東大には、心臓外科医がいないらしい。
だが手術は東大で行われた。
なんで順天堂に入院させなかったか。
そこには傍には解らぬ宮内庁のしきたりがあったのだろう。
手術は当然ながら、自分の城の方が遥かにやりやすい。
以前、僕のクラスメートの一人が昭和天皇の手術を頼まれた。
幸い彼は東大教授だったので、ホームグラウンドで執刀する事が出来たが、彼もがんじがらめのしきたりには悩まされたようである。

僕のクラスメートのいま一人は宮内庁病院で、昭和天皇の侍医を務めていた。
彼によると昭和天皇はなかなかユーモラスで皮肉屋でもあったらしい。
東大に入院すると皆死んでしまうのね、と言われ返答に窮した事もあるという。
また、皇居内の藪の中を散歩中、あ、後ろから「薮」が歩いてくるよ、と言われた事もあるそうだ。

いまひとつ昨日のテレビ特集を見て気になった事がある。
確かにあの数時間から10時間以上にもなる鮮やかなオペには感嘆させられるが、そもそもの原因である動脈硬化は、「バランスのとれた食事と適度な運動」つまり、アンチエイジングなライフスタイルで理論的には予防可能な疾患と言える。
だから病気になるのが悪いというつもりはない。この僕も年相応の動脈硬化に悩まされているからだ。
ただ、たとえばアンチエイジング・ドックで定期検査を受け、生活指導を守って病気にかからないでいる人には、保険料のいくらかの払い戻しをするとか、病気になっても自己負担分を減らすとかいうインセンティブをもうけたら如何だろう。
それによって予防医学にウエイトがシフトすれば、患者の福祉にもなるし、結果的として医療費の節減にも繋がるのではなかろうか。
それですぐ天野教授のような名手が失職する訳でもあるまい。
少なくもアンチエイジング医師の暮らしは楽になる。
by n_shioya | 2012-05-15 23:04 | 医療全般 | Comments(4)
Commented by HOPE at 2012-05-16 06:18 x
確かに!マジメにアンチエイジング、地道に予防に励むことができるインセンティブは有効かつ必要ですよね!今アンチエイジングというとどうも外見だけの上っ面が取り上げられすぎていて、「身体は内も外も両方健康」なことを目指すという意味合いが少々追いやられているような…
Commented by 恵子 at 2012-05-16 07:48 x
天野医師を呼ぶよう直談判したのは
美智子さんらしいです。

当方コレステロール値は戻しましたが
不可抗力な事態へのストレス=活性酸素はどないしたら
ええねん・・・
7号サイズのスリムな女子で、
コレステロールの高い人がいましたね。
何でも家族性なんとか言うものらしいです。
だから、寿命なんて遺伝です。
ぎんさん4姉妹のように
先生がテレビに出演する日まで
こっちもアンチエイジングに励みます。
Commented by n_shioya at 2012-05-16 22:32
HOPEさん:
アンチエイジングを正道に戻すべく努力します。
Commented by n_shioya at 2012-05-16 22:33
恵子さん:
お互い、無理せずがんばりましょう。


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