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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
アヤメ
ヘッセのメルヘンの「アヤメ」ほど美しい物語を僕は知らない。
“幼年時代の春、アンゼルムは緑の庭を走っていた。母の作っている花の中の一つはアヤメという名で、彼は特に好きだった。”
そして彼は自然に魅せられ自然を愛しながら育つ。
だがいつの頃からか自然はその輝きを失い、彼は人生にがむしゃらに突進する。
そして有名な学者としてあがめられるようになったが、なぜか心は満たされない。
そんな在る時、イリス(アヤメ)と言う名“の女性に出会い、ひどく心を引かれて結婚を申し込む。
だがイリスは
“私はただの一日でも、心の中の音楽をかんじんなこととせずには、生きることができません。私がある男の人といっしょに暮らすとしたら、それは、その人の心の中の音楽が私の音楽と十分に微妙に調和する人でなければなりません。”といって、一つの課題を出す。
“あなたは、私の名を口に出すごとに、かってあなたにとって大切であり神聖であったけれど忘れてしまったあることをおもいだすようなきがすると、たびたびおっしゃいましたわね。
さあ行って、私の名まえを聞いて思い出させられるものを、記憶の中に見いだしてごらんなさい。”
困惑したアンゼルムは、それでも「心の旅路」へと彷徨い始める。

このシンボリックなメルヘンを、全てメルヘンとはそういったものだが、どう解釈するかはその人の自由である。
だが今僕は、ギルバートの「発生生物学」を手にして、60年前に決別した生物学と巡り会い、あらためてこのヘッセのメルヘンに思いをいたしていると言ったら、“なんと即物的な”と呆れられるかも知れないが。
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by n_shioya | 2012-09-13 21:53 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by HOPE at 2012-09-16 11:55 x
先生の発想のつながりがおもしろくていらっしゃる
Commented by n_shioya at 2012-09-23 10:54
HOPEさん:
ありがとうございます。


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