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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
イギリス人は幽霊がお好き
今日はイギリスの古都ヨークの「お化けツアー」にお連れしましょう。

b0084241_21363011.jpg“草木も眠る丑三つ時”、ではなく“グリニッチタイムの7時半”になると,街の広場の大木の周りに,ゾロゾロと観光客が集まってくる。
そこへ現れるのが,黒のマントに黒のとんがり帽子の魔法使いの男。グッとせり出した鉤鼻であたりを睥睨しながら、
“さあ,イラハイ、イラハイ”と群衆を手招きする。
そして各人から5ポンドづつ巻き上げ、皆を従えて古い屋敷の並ぶ裏通りの石畳を歩き始める。

古色蒼然とした英国の館はどれも幽霊が住み着いても不思議はない風情がある。
“それ,其の先の左側の二軒目の○○公の館。そこで不貞を働いた夫人は夫に刺し殺され・・・“と言い終わらぬうちに,二階から悲鳴が聞こえ,神振り乱した寝間着姿の女性が、血だらけの胸を押さえてテラスに身を乗り出す。
ギャーと悲鳴を上げるツァー客の後ろから,今度は,蝦蟇ともネズミともつかぬ妖怪が襲ってくる。

キャーとかヒーとか騒ぎながら進むと其の先の左の屋敷からは,緑色の顔をしたお化けが飛び出し“俺に毒を盛ったのはお前たちかぁ”と行く手を阻む。“あれは兄弟に毒殺され○○卿ですぞ”と魔法使いは脅かす。
ギャー,キャー,ヒーの行列は,一時間ほどで,ヨークの名物小路シャンブルスにたどり着いて,「ゴースト・ツァー」は解散となる。

“どうです,寒いからお茶でも”
今日のホストのスミスアンドネフューの開発部長クリス・ロバーツは誘う。
入ったのは,シャンブルスの老舗のティーハウス、ベティスだった。
“どうも我々イギリス民族は芝居がかった事が好きで。”とにやにやしている。
“そりゃ,シェークスピアを生んだお国柄ですから”とベティス特製の紅茶を味わいながら,僕は答えた。
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by n_shioya | 2012-11-21 21:36 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by pippa at 2012-11-21 23:21 x
毎日いろんな国へ連れていってくださってありがとうございます♪
「今日はどこの国かな?」と、毎晩寝る前の楽しみになっています(笑)。先生の旅行エッセイ、おもしろいです。療養中のお時間を有効的にお使いになっていて、前向きでいいなと思います☆

Commented by HOPE at 2012-11-22 17:46 x
街全体でお芝居しているようで面白いですねえ
Commented by n_shioya at 2012-11-23 07:14
pippaさん。有難うございます。
Commented by n_shioya at 2012-11-23 07:17
HOPEさん。英国の議会が面白いのもそのせいですかね?


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