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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ラインの古城ホテル
ラインを遡ると、コブレンツの三角州で右にモゼルが分かれる。そのままラインを上流に向かうと、やがて流れは急峻となりローレライの岩が現れる。其の先で又河は平坦となり、その中州に立つのがプファルツのお城だ。往来する船の監視には絶好の立地である。
ラインに幾つ城があるかも知れないが、そもそもは船の通行税を取るのが一つの目的だったと言う。
左岸のカウプの山の中腹にそびえる城はシュロス・グーテンフェルスで、今は古城ホテルとなっている。
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僕は左岸の田舎道をマインツに向けて車を走らせていた。其の夜はフランクフルトに泊まる予定だったが、せっかくの古城巡り、並のホテルより古城に泊まるのも一興かと、予定を変えてカウプで左折してグーテンフェルスに向かった。
ごつい木組みの門の奥のドライヴウェイの先に、これこそ中世のお城と言った感じの茶色の石の建物がでんと座っている。
玄関を入った取っ付きがフロントなのか、デスクの向こうの年齢不詳の髪の長いやせた女性が書類から目を上げた。

其の女性が“何処でもお好きな部屋をどうぞ”と、七つある部屋を皆案内してくれる。
領主の部屋と思われる三階の広間が、甲冑やタペストリーなどで飾られ魅力的だったが、夜中に亡霊でも出そうな感じだったので、二階の河の眺めのある部屋に荷物を広げた。
“朝食はご用意いたしますが、ここは夕食はお出しできませんので“といわれ、下のカウプの街の、といっても街道筋に数軒の家があるだけだが、一膳飯屋で夕食をとった。メニューは読めないし、英語は通じないので、傍にいた土地の人らしいのが食べている肉料理を頼む。

朝飯はラインを見下ろす絶景のテラスで朝日を浴びながら、トーストとソーセージと卵料理。

古城の客は我々一組だけだった。他は正体不明のフロントの女性一人。
亡霊こそでなかったが、何か狐につままれたよう雰囲気の一夜だった。

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by n_shioya | 2012-12-03 22:36 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by まっつ at 2012-12-04 01:44 x
どういうわけかドイツにはあまり縁がなく、数えるほどの機会しかありませんが、『いくぶんゴツゴツした親切さ』を感じました。食べ物はジャガイモが美味しく、そしてどこへ行ってもソーセージ。これはビールに合いすぎるのが困りものでした。

圧倒的に素晴らしいと感じたのが高速道路と車。BMWを借りてアウトバーンを走りましたが、なるほどこの道からベンツやポルシェのかの傑作の数々が生まれたのか、、、と腑に落ちました。いいものですね、ドイツのクルマ旅。できれば数週間走って旅をしたいものです。

ドイツ車、特にベンツは安定していますから、アウトバーンでふととなりを見ると、矍鑠たる人生の達人と思しき年代の(超)シニアが時速200キロあまりで疾走して行くのに出くわしたりします。

次回またぜひどうぞ。
Commented by n_shioya at 2012-12-04 07:44
南米からじゃがいもが入るまで、ドイツ人は何を食べていたか、未だに謎だそうです。


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