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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ベンツ礼賛
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最近ではベンツもふえてきたので、何にお乗りでと聞かれても、あまり悪びれずにベンツです、と答えることが出来るようになった。

ベンツはいい車である。
もう乗り始めてから30年、六代目である。
一台平均20万キロは乗っているので、通算120万キロは乗ったことになる。

まず長距離のドライブでも疲れを感じさせない。
仕事で豊橋まで何度か日帰りをしたこともある。往復で700キロの道のりだが、高速を走り続けるので退屈はしても、疲れることはなかった。
しかも丈夫である。タイヤ、バッテリー等いわゆる消耗品の交換はしても、メジャーな修理が必要だったことはない。
初期投資は多少かかっても、これだけ手付かずで乗れば十分元はとれる。

免許をとってから、もう60年以上車は乗り続けている。
最初は日野のルノー、いすゞのヒルマン。そしてアメリカ留学時代はポンコツのアメ車に乗っていたが、最後の2年はちょうど人気の出始めたフォルクスワーゲンに買い替え、アメリカ横断をしたことは別の機会に触れたい。
日本に帰ってからも、ビートル、ワゴンそしてバスも含め10年以上フォルクスワーゲンに乗り続けた。
その後事情があって、しばらくトヨタのワゴン、ランクルそしてソアラーとトヨタ車を乗り継いでいった。
それがあるとき、ワーゲン時代のヤナセのセールスの勧めで、190いわゆるコベンツを出来心で試乗し、あ、これはフォルクスワーゲンの高級モデルだな、と懐かしくなり、初めてベンツのオーナーになったのである。

正直言って始め乗り換えたときは、しまった、なんて頑固な車かと、臍をかんだものである。
クリーピングを防ぐため、2速から発信するため、そろりそろりと動き始め、日本車のようなグ一ッと踏み込んだときのパンチのある発信加速が感じられない。
また、ハンドルが馬鹿でかくて、エッコラサと廻す感じである。最近ではだいぶ普通の車並みになったが。
そしてハンドリングはすべてがごつい。まるでベンツは自身の哲学があるのかのように、こっちの思い通りには動いてくれない。
だが不思議なもので、こちらが降参して、ベンツの言いなりになると、なるほどこうでなきゃ、と納得するようになる。
そうなるともうほかの車はなんとも頼りなくて乗れなくなる。

だがこの良さはあくまで自分で運転しないと分からない。
例えば、コーナーの曲がりでも、こちらがそのつもりでハンドルを切ったとおりには曲がらない、ここはこう曲がるべきだとこちらをたしなめる。
やがてそれが正しいということが癪だが分かってくる。

また、サスペンションも唯スムースにはしていない。多少のタイヤの振動がわざと伝わるようになっている。つまり、路面とタイヤとの対話があり、心地よい運転感覚をドライバーに保障する。
また、シートが日本車やアメ車に比べはるかに硬めなのも、疲労防止につながる理由のひとつとはよく言われる。

ところがほとんどの人は、ベンツというと唯の高級車のブランド・イメージしかもっていない。
その無知をこちらは密かにせせら笑い、“ご存じないでしょうが、ベンツの魅力は、安心して運転を楽しめる素晴らしい車で、決してお高い買い物ではないんですよ”、と言う本音は隠し置き、“あいつは見栄でベンツなんか無理して乗って”、と思わせておく隠微なな楽しみ方を僕はしてきた。

だがなんでまた僕はこういういやらしい言い方をしてしまうのだろう。
多分これは僕の持って生まれた性格で、決してベンツのせいではない。
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by n_shioya | 2013-01-25 22:29 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by HOPE at 2013-02-03 18:42 x
いつかは!です
運転していて疲れないのは不思議なほど
人間工学は深いですねぇ
Commented by n_shioya at 2013-02-06 10:23
HOPE さん:決して後悔はされないでしょう。


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