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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「同時通訳の世界」
先日、同時通訳のU嬢と一緒にランチをした。
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彼女は医学分野の同時通訳者としてはピカイチである。もう30年ぐらいのお付き合いになるだろうか。毎年続けてきたプロジェクトが一段落したので、その慰労のつもりだった。

同時通訳には聡明な美女が多い。聡明な事は当然だが、美人ぞろいというのはうれしいことだ。
昔から僕は、国際学会というと、プログラム委員長とか、組織委員長などの要職はご遠慮して、通訳の世話係に名乗りを上げてきたのは、こういう秘めた理由がある。

同時通訳というのは特殊な技術というか、決して自然でない頭の使い方である。
機関銃のように飛んでくる外国語を、パッパッと日本語に置き換えていく、またはその逆。
ちょっとでも立ち止まったり、考えたりしたらストップしてしまう。
何も考えずにただ機械的に、一つの言葉を他の言語の同義語に置き換える作業である。
思考能力の発達した男性には向かない、と言ったら女性には失礼に当たるだろうか。

通訳は通常二人でペアをくみ、英語から日本語、日本語から英語は別々に分担する。
また、一人で20分以上は続けられないそうだ。なるべく15分ぐらいで交代するという。
場合によっては僕のような世話役が通訳のブースに入って、緊急のヘルプを頼まれることもある。
密室に美女と閉じ込められ、絶好のセクハラのチャンスのはずだが、中は戦場のようで、当事者は殺気立っていて付け込む隙はない。
それどころか全く異なる二つの言語が同時に飛び交っているのを耳にしていると、こちらの頭がくらくらしてくる。

同時通訳は特殊な技術で、しかも脳の回線に多大の無理を強要しているのではといったのはこのことである。

“ だからあまり長く続けると頭によくないのでは?・・・“

“デモね、先生。私この仕事大好きで、夢中になってしまうの。まだまだ続けたい。”
可愛い顔でシレッと言いきるU嬢を、僕はまるで「異星人」のように眺めてしまうのであった。
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by n_shioya | 2013-02-20 23:07 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by 3733 at 2013-02-21 23:12 x
ご自分の楽しいこと!を見つけることがお上手ですね。
目の付け所がgoo~♪

Commented by n_shioya at 2013-02-22 21:10
3733さん:渡る世間は天女ばかり,と言う訳で・・・


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