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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「粗大生ゴミ」の雄叫び!
最近読んだ新聞に見過ごせぬ記事があった。
「主人在宅ストレス症候群」という見出しである。
中身は読まなくてもわかる、でも、気になるのでつい読んでしまった。
定年になった家の主に対する家族の風当たりは強い。
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「粗大ごみ」(正確には「粗大生ゴミ」か?)から始まって、「濡れ落ち葉」、「恐怖のわしも族」等々、ヤット過酷な宮使えを勤め上げた夫に対する、妻達のさげすみの言葉は数限りない。
夫のほうのささやかな言い分など、彼女らの非難の合唱にかき消されてしまう。
“あなた方は仕事人間で家を省みなかった、その間に私たちは寂しい思いをしながら自分なりに生活の場を家庭内で確立した。
いまさらそれを「異邦人」に犯されたくない。”

異邦人?
確かに理屈より何より、夫婦は一緒に過ごす時間が大事だ。
しばらく前、国際学会でパリに行ったときの出来事を思い出す。
20人ほどの団体で学会後、ヨーロッパの各都市をグループ・ツアーで回ってが、旅も半ばの頃、ローマの停車場で列車を待っている間に、一組の夫婦が大喧嘩を始めてしまった。
幸い列車が到着して皆あわてて乗り込み、喧嘩もうやむやになったように思う。
その夜、添乗員が僕に話してくれた。喧嘩の原因はたわいないことだが、要は夫婦でこれほど長期間、といっても一週間ほどだが、日夜行動を共にしたことがないので、二人ともストレスがたまったのだという。
そのときはタダ笑い話として聞いたが、その後このようなことがあまり例外的なことではないとわかってきて、アンチエイジングのめざす老後のQOLに逆行する話だと、深刻に受け止めざるをえなくなった。

夫婦の形態はさまざまであり、僕が是非を言う筋合いのものではない。
しかし、僕は結婚生活をアメリカでスタートできたことは、はなはだラッキーだと思っている。
お互い、干渉する親が身近にいないし、しかもアメリカでは、すべてが夫婦単位の社会生活だった。
又,異国ということで、二人で支えあうしかなかった。

ところでいつからか「廃棄物処理法」が変わって、「粗大ごみ」の日というのがなくなってしまったようである。
世の奥方よ、行き場所のない「粗大ごみ」を、あまり邪険に扱わないで欲しい。
そもそも60歳の定年制など、平均寿命が50歳だった明治の頃の異物だというではないか。しかもアメリカではすでに定年制は憲法違反として廃止されたと聞いている。
「粗大ごみ」そしてその「予備軍」諸君。
手を携えて、「復権」の為立ち上がろう。
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by n_shioya | 2013-02-22 21:04 | アンチエイジング | Comments(0)


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