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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
住むならメキシコ?
さっきからメキシコの地図を広げて思案している。 以前メキシコで泊まったホテルがどこだったか、さっぱり思い出せないで困っているのだ。
地図をみても、どの辺だったか見当がつかない。20年以上前のことだし、数日の滞在だったからしかたがない。しかもブラジルの国際学会の行きがけで団体旅行だった。

大きな、わりにデラックスなホテルだったのは覚えている。そもそもこじんまりした家庭的なホテルや、超一流のホテルは団体客は歓迎しないものだ。
そう、ホテルの前は広い通りだった。並木道だったかもしれない。しかし並木道だってどこにでもある。そうだ、通りをずっといったところに公園があった。地図の左にチャプテペック公園というのがあり、その中をレフォルマ通りが通っている。するとそれを右にたどって、ああ、あった、日本大使館の少し先にマリヤ・イサベルというホテルが。

眺めている中に思い出が湧き出てくるのが地図の有りがたさだ。 ホテルから歩いての所に、高級品の店がならんでいた。ハンドバッグ。装身具。女物のドレス。それらにはさまれて、シーフード・レストランがあり,皆で食べにいったのをおもいだす。
メキシコに限らず、ラテン・アメリカの国は貧富の差が激しく、金持ちは桁違いに豊かである。広い芝生に囲まれたスペイン風の大邸宅のならぶ住宅地は、高級官吏、実業家、医師。医師が仲間入りしている処が日本と違う。

だが一歩町を出ると、貧民街が続く。
貧民街といっても、日本で想像するような陰惨さはない。そこは太陽の国である。あっけらかんとしたものだ。第一、殆どの家に屋根がない。詰まりここでは住まいを定めるにあたって、先ず1メートル程の高さで煉瓦の囲いを造る。壁である。そして中に敷物を敷き家具を置いて,生活を始める。雨が殆ど降らないので、屋根は後回しでいい。だから、中はまる見えだ。丁度インテリアの断面模型を見るようだ。気楽なものさ。
衣、食、住、全てにおいて南国の有りがたさ。
食べ物は? その辺にバナナがいくらでもなってます。
着物は?なにも毎日替える事はないじゃないですか。
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マヨール広場というのがあった。広い石畳の広場で、周りはマーケットで囲まれている。 八百屋、野菜、果物。豚や牛の半身。大きな煎餅みたいのが何枚も天井からぶらさがっているのは、豚の皮の揚物だった。紫色のバナナ。テキーラを売る店。
テキーラってどんなお酒?
“貴方を幸せにします”と昔メキシコの女の子が教えてくれた。
日が沈む頃、何処からともなくマリアッチの大群があらわれる。
思い、思いの衣装に身をかため、でも皆口髭は生やし、ソンブンレロをかぶり、ポンチョ纏い,四、五人ずつのグループで回りながらフォーク・ローレを歌う。
そしてメキシコの夜は更けて行く。

今、もしどこに一番住んで見たいか、と聞かれれば、躊躇なくメキシコと答えたくなる。たった二日しか居なかった国。何処に泊まったかも思い出せないのに、これだけ僕を引きつける。
メキシコは不思議な国である。
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by n_shioya | 2013-05-10 21:33 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by 序破急 at 2013-05-11 13:12 x
メキシコは恵まれすぎているので、これでは不公平であると神様が思し召して、隣をアメリカ合衆国にした、とも言われてますね。
Commented by n_shioya at 2013-05-15 09:15
序破急さん:なるほど


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