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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は学習院のアンチエイジング講座の第2回を無事終えた。
テーマは『老化の原因と其の対策』 最近の考えとしては老化の原因として次の六つが主なものとされている。 ①細胞時計説:テロメア、老化の遺伝子、長寿の遺伝子。 ②染色体の損傷説:分裂時の複製ミス、活性酸素等の影響など。 ③ホルモン低下説:確かにホルモンは低下するが、因果関係は不明なところがある。 ④免疫能低下説:免疫細胞の数は減らないが、其の機能が低下するようだ。 ⑤活性酸素説:端的に言えば細胞や組織の錆び。 ⑥糖化説:いわゆるAGEが溜る身体のキャラメリゼーション。 これでは一寸解りづらいかもしれないので、それぞれについては追々ご説明をすることとするが、全体的に問題が二つある。 先ず、それぞれ原因に対してのそれなりの対処法は追求されているが、すぐ応用可能な手法は未だ非常に限られていると言うことである。 次にもっと根本的な問題は、此の六つの原因は必ずしも別々の課題でなく、緊密に絡み合っていると言うことだ。詰まり人間の身体は本来は一つで、此のように臓器別,系別に分けるのはこちらの都合に過ぎないとも言えるからだ。 とすると,個別のことにこだわるより、総括的かつ基本的な「老化対策」として先ず心がけなければならないのは、そして可能なことは、 ①適度な運動 ②バランスの取れた食事 つまり「ライフスタイルの改善」である。 これは最も簡単なことの筈だが,実行が最も難しいのが凡人の浅ましさである。 さて,如何したものでしょう。
by n_shioya
| 2013-05-27 21:03
| アンチエイジング
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Comments(2)
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よし@ホルモンバランス
at 2013-05-28 07:08
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老化の解明されつつありますね。
興味深いです。
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n_shioya at 2013-05-28 09:14
よしさん:1解る10の新しい疑問がでてくるのが悩みです。
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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