ウーマンエキサイト ガルボ Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ
ガルボウーマンエキサイト
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
あぐらのお点前
“あぐらかきの茶の湯”は僕が初めてだったのではないか。
b0084241_19581742.jpg

学生時代、茶の湯などは老人の道楽か、外国人の観光用の見世物に過ぎないと思っていたが、京都の西陣の機織の知り合いを訪れるようになってから、その偏見が一変した。
京都で「茶の湯」は何も特別構えるものでなく、一般の人の日常のたしなみになっていた。
もちろん、お茶会などのように特別なときは別にして、家庭でも普段気軽にお茶を立てる。
止めを刺したのは、そのころ、僕の京文化の指南役だった西陣の薬局のご主人の一言だった。
皆さんよくご存知の、利休の逸話である。大切な茶会の朝、見事に咲いていた朝顔を一輪だけ残して、潔くすべてすっぱり切り捨てて、おもてなしをしたという彼の美学である。
“和敬静寂”という言葉に接したのもそのときである。

では僕もと言うことになり、その後主人が東大裏の閑静な住宅地に住まわれるの「官休庵」の師匠をご紹介くださった。官休庵は「武者小路千家」とも言われ、三千家のひとつで、その若宗匠が年に何回か指導に見えるという。
だが僕は正座が苦手である。素人とは恐ろしいもので、アグラで事を運ぶというわがままのお許しを得た。
そこでは男は僕一人で、あとはすべてうら若い女性だった。
“お目が肥えてよろしいですね。”と内弟子の女性にからかわれながら、毎土曜日の午後通ったものである。
そのころからすでにこの男は、「美女軍団」の支えなしには何事もできなかったらしい。

やがてアメリカに留学し、せっかくの茶道も中断したままだが、いまでもお薄を口にするたびに
“お茶の御銘は?”
“初昔”
“お詰は?”
“柳桜園”
という口上は、かっての美女軍団の顔ぶれとともに懐かしく思い出される。

[PR]
by n_shioya | 2013-07-21 19:58 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented at 2013-07-21 22:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2013-07-21 23:33
ららさん:有り難うございます。今後とも宜しく。


<< 「不老不死」の愚かさ 一期一会? >>


woman.excite TOPへ Copyright © Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - 会社概要 - ヘルプ | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム