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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
グループ匠の旗揚げ
八重洲通りの新橋よりに“たくみ”という民芸店がある。
医学生の頃、進駐軍の軍医のお供で始めてそこを訪れた。
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今と変わりない店内には、益子の陶器、松本家具、藍染めなどが所狭しと置かれていた。
これがあの「民芸」かと、一種のカルチャーショックを受けたのを思いだす。
遠くからおそるおそる眺めるノータッチの芸術品と違い、手に取り心行くまで手作りのぬくもりを楽しめる。
あの、といったのは「民芸」の提唱者の柳宗悦一家が親父の患者で、“あいつはガラクタばかり集めおって、”とゴルフ以外のものには価値を認めない無趣味な親父が常日頃くさしていたからである。

だが不肖の息子は「民芸」にはまってしまった。
その後は銀座に来ると、二階の窓際のコーヒーショップで、松本家具に腰を落ち着け、益子のコーヒーカップで、ドリップコーヒーと胡桃の砂糖漬けを味わったものである。
更には例の軍医の案内で、「益子」を訪れもした。
まだ先生と呼ばれる人は「浜田庄司」だけで、「島岡さん」などは庭のござの上に作品を並べて、気に入ったのがあればどれでも持ってけよと言った感じのよき時代だった。

以来僕は“たくみ”という言葉にこだわるようになった。
ただ切り取ってつなぐだけの野蛮な一般の外科医と違い、最後まで仕上がりにこだわる形成外科医こそ外科医の中の匠ではないか。
北里大学の頃、教室の年報のタイトルを「たくみ」としたのもその表れといえるし、今でもまだ、優秀な形成外科医の集団、“グループ匠”というのを結成できないかとこだわっている。
技術だけでなく、美的センスもあり、倫理観の裏づけのある形成外科医の集まり。
なかなかハードルは高いですな、まず提唱者が不適格だといわれるのは承知の上だが。
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by n_shioya | 2013-08-10 20:59 | 美容外科 | Comments(0)


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