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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
昨日からショックで落ち込んでいる。
洋服を買わされたのである。配偶者のではない、僕のである。 懐に大きな穴が開けられた感じである。 彼女の着るものなら決して惜しくはないが、配偶者はなかなか自分のものは買おうとはしない。多少資金を渡しても、子供たちのプレゼントに消えてしまう。母親の性(さが)というべきか。 昭和一桁の男性として、僕自身は着る物に関心がない。当時は大学生でも制服一着で4~6年間通せた時代である。 いまでも朝起きると、配偶者がまくら元に揃えてくれたのを、そのまま上から下着、ズボン、シャツ、上着と着こんで出かけていく。 それで十分と思っている。 ところが数日前、デパートの外商の方からから電話が来た。 年に何度かあるお得意様を狙った展示即売会のお誘いである。 今回は秋物の紳士服を取り揃えているという。 “さあ、見に行きましょう。”と配偶者は意気込む。 手持ちの洋服はみな傷んできて、この秋の「アンチエイジングネットワークの公開シンポジューム」に何を着せるか困っていたところだという。 僕にはどこが傷んでいるのかわからない。 “男は中身で勝負”といっても、 “その中身も傷んできたから”と相手もさるものである。 “見るだけだよ”と念を押して出かけたが、店について配偶者の勧める一着を試着すると意外に着心地がいい。 “よくお似合いですよ・・・お若く見える。”セールスの女性はプロだけあって、タイミングよく、背中を押す。 思えば僕が理事長のNPOアンチエイジング・ネットワークの憲章第一条は、「いくつになっても男と女」である。 これは決して「失楽園」を奨励するのではなく、年をとるほどにお洒落心が大切ということ、と説いている理事長である。 それだけではない。先日も日野原先生にも「年をとったら男もお洒落」と言われたばかりではないか、と諦めてクレディット・カードにサインをした次第である。
by n_shioya
| 2013-09-26 20:14
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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