|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
テキサスのステーキを称えて、メイン・ロブスターに触れないのは片手落ちというものだろう。 僕はメインに行ったことはないが、毎夏、ボストン近郊の避暑地、ケープコッドであの大柄なメイン・ロブスターを楽しんできた。 あの可愛らしいがしみったれた中身の伊勢海老とは種類からして違う。 フランス料理のオマールエビは同類だと思うが、体格に親子の差がある。 一番小さな奴でも、僕ら日本人には一人では食べきれないほどだ。 最もうまい食べ方は? 勿論ただボイルして、溶かしたバターソースでむさぼり食べる。 シャルドネをあおりながら。 ボストン人にはシーフードなら「リーガル」というのが定番のようだが、僕のお気に入りは、波止場に突き出た「アントニー・ピア4」だった。 シーフードの老舗で人気ナンバーワンだが、予約を取らない。大統領でも並んでもらうというのがアントニー親父の自慢だった。 ボストンで開かれた創傷治癒の学会のさい、そこを借り切って世界中の関係者を招待してくれたのが、当時の「第一製薬」。大したものだった。 オイスターの専門店では「ハーフシェル」というのがあったが、今もあるだろうか。 バケツのような入れ物でどさっと運ばれてくる生ガキは食べ放題。 生ガキの食べ放題といえばパリのエコール・ノルマールの近くにも専門店があった。連れてってくれたのは、「毛根再生」の研究の大家、バランドン教授だった。 ところで「リーガル・シーフード」はその後チェーン店として発展し、数年前はボルチモアでも見かけ、皆で入った覚えがある。 僕の定番は、まず生ガキ、そしてクラムチャウダー。そこですぐロブスターに行くわけにはいかない。リーガルの名物はクラブ・ケーキである。其れをアペタイザーとしてシェアし、いよいよ本番のロブスターへ。 〆はやはりチーズケーキかチョコレートケーキである。 その頃はもう、体中の血管がコレステロールで詰まっても悔いはない気分になっている。 最近節制?しているつもりでもコレステロール値が下がらないのは、やはりあの頃の付けが来ているのだろうか。
by n_shioya
| 2013-11-22 21:47
| 食生活
|
Comments(0)
|
塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||