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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
シクラメンとクリスマス
「あなた作る人、僕食べる人」と言うインスタントラーメンのCMが、女性蔑視だとバッシングを受け、表現を多少改めたのは40年ほど前のことだった。
が、当然ながら我が家ではこの鉄則は結婚以来50余年、何の疑いもなく順守されてきたことはプライドを持って断言できる。
だが、これが庭仕事となると「あなた作る人、僕愛でる人」などとは、そう簡単に配偶者は納得してくれない。
一つには、“昔は園芸が趣味だった”という、僕の言葉が祟っているようだ。

今日も配偶者がサカタで苗を買いたいというので運転手を務めたが、それだけではご不満のようである。
“もちょっと力仕事の分を手伝ってくれれば”、という気持ちもわからぬではないが、どうもその気にならないのはどういうわけだろう。
このことに限らず、自分の興味のあることでも“身内がやってくれると、自分でやったような満足感が得られてしまうからだ”と言ったら、余りにも身勝手な論理だろうか。
それはともかく、サカタも今日はポインセチア、そして最近人気のクリスマス・ローズなどクリスマスの花で溢れていた。だが僕が最もクリスマスらしさを感じる花はシクラメンである。
昔は赤一色だったが、最近は白、桃色、紫、さらには白に赤の縁どり、またフリルの花弁も出回っている。
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その昔、アメリカ留学から帰国しての初めてのクリスマス。
どの家の庭にもきれいに飾られたクリスマス・ツリーが立ち並んでいるニュー・ヨークのホワイト・クリスマスを見慣れた目には、唯寒々とした日本のホリディ・シーズンは、賑やかなホーム・パーティもなく、ただ、ただ侘しかった。
そんな時、我が家を明るくしてくれたのが、知人から届いたシクラメンの大きな鉢だった。“かがりびばな”という和名にふさわしい贈り物だった。
以来、シクラメンの虜になって、目黒の柿の木坂のシクラメン専門の中島農園に足しげく通ったものである。

こうしたシクラメン遍歴の中で、とりわけ心に残るのは、ロァールのほとりのシャトー・デクリモンの広大な庭の中心にある池の周りを、縁どるように咲き乱れていた白い野生のシクラメンであったことを付け加えておこう。
園芸種よりはるかに可憐な花々は、あたかも空の星屑のようにシャトーの庭園を飾っていた。
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by n_shioya | 2013-12-13 21:23 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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