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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「10大オーケストラ」とカラヤン
“科学に国境はないが、科学者には祖国がある”と喝破したのはパスツールだった。
同じように“音楽に国境はないが、音楽家には祖国がある”といえる。
しかも“「オーケストラ」は、極めて政治的な存在であり、戦争や革命といった歴史的大事件に翻弄されやすい”と「世界の10大オーケストラ」で著者の中川氏は言う。
従って同書で取り上げた10のオーケストラの歴史を追うことは、即19世紀から20世紀にわたる欧米の歴史をなぞることにもなる。

またこの著作は、その名門オーケストラの主導権を廻っての指揮者たちの熾烈な権力闘争の物語でもある。
巷間で、脚光を浴びる存在を、悪く言えば自己顕示欲の強い奴を“プリマドンナ”と揶揄することがある。
たとえば、脳外科医にはプリマドンナが多いからな、といった具合に、失礼。
どうも指揮者のエゴマニアックの度合いはその比ではないようだ。が、これは仕事の性質上やむを得ない資質ともいえる。
その頂点がカラヤンであることは言うまでもないし、この本のキーワードもカラヤンである。
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また、オーケストラが誕生してからたかだか200年しかたっていないということは初めて知った。
つまり、ベートーベンの頃はまだ、専門集団としてのオーケストラは存在してなかったことになる。
そして指揮者が専門職として登場するのはさらにそのあとのことだという。

これまではすでに出来上がった形として受け入れてきたオーケストラだが、実は裏でこれほどのドラマが展開されてきたということを学べたことは、音楽よりもゴシップにはるかに感受性の強いミーハーにとっては、実に有益な本であった。
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by n_shioya | 2014-02-23 17:55 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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