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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
整形美女にモンスター
今回直木賞を受賞した姫野カオルコは15年前に「整形美女」という作品を発表している。
美女がブスに,ブスが美女にそれぞれ整形手術で変身する何ともややこしい噺である。
その後、唯川恵の「テティスの逆鱗」、岡崎京子の「ヘルタースケルター」と整形美女が主役の物語が続くが、最近の極め付きは百田尚樹の「モンスター」であろう。
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どれも美容外科の世界と技術を良く調べ上げてリアルに書いているのに感心させられるが、只一つの共通の「嘘」は、整形手術があたかも万能な,魔法の術のように描かれていることだ。
これは筋立て上必要なのは分かるが、美容外科は決して魔術ではない。限界もあるし,失敗もある。
他の記述が正確なだけに,讀む人は手術は万能と錯覚を抱くのではと危惧するのだが。
又,整形手術にのめり込む女性の姿が,この上なくグロテスクに描かれているのも共通で,一般の読者はオェーと感ずるようだが、この点はむしろ僕は美容外科医として,女性の心理の本質を浮き彫りにしているものと感心させられる。
ナオミ・ウルフの言う「美の呪縛」,最近の言葉では「美のヒエラルキー」に苦悩する女性の業とでも言おうか。
我々美容外科医を訪れる患者は皆,多かれ少なかれこのような悩みを背負っていると言う事を心すべきではなかろうか。
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by n_shioya | 2014-04-18 21:32 | 美容外科 | Comments(0)


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