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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
最も心に響いた第九交響楽
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ベートーベンの第九交響曲が年末の風物詩となって久しい。
これまでどれほど色々な場面で第九を聴いてきたことか。
始まりは「フルトヴェングラー」。勿論78回転のSPレコードでだが,あの荘重な演奏は「ミスター第九」と言ってよいだろう。
そして敗戦直前、空襲の合間を縫っての日響(N響の前身)も思い出深い。日比谷公会堂で防空頭巾をはずして聴いたような気がする。
その後様々なオーケストラ演奏を経験してきた。
中には母校日比谷高校の交響楽団の日比谷公会堂での演奏もある。今は亡きクラスメート朝妻君の指揮だった。当時彼は芸大のビオラの教授だった。
だが一番心に残るのはアメリカのインターン時代の経験である。

クリスマスに僕を呼んでくれたのは,宣教師志望の若いアメリカ人だった。奥さんは日本人である。
狭い、狭いアパートに二人でひっそりと暮らしていた。どうもどちらも結婚に猛反対の両親から勘当されていたらしい。
殆ど家具もないリビング兼ダイニングで、カレーライスを御馳走してくれた。肉など入ってない,ただカレーの汁に数個のジャガイモの切れが浮いているだけである。小さな鍋からカラカラと音をさせてスプーンで皿に掬ってくれた。
そして食後にデザート代わりに懸けてくれたのが第九のLPだった。オモチャのようなプレイヤーである。音も貧弱である。「歓喜の合唱」の頃、外には小雪が舞っていた。暖房も充分でない。
だが僕はこれほど心に響いた第九はその後も経験したことが無い。其れは丁度あのオーヘンリーの名作「クリスマスの贈り物」の世界であった。
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by n_shioya | 2014-12-28 20:33 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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