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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
“おっとっとっと、皮は剥かないで!”
折角の柿にナイフを当てようとする配偶者を制する。 子どものときからの習慣で、柿でも梨でもリンゴでも全て僕は皮ごと丸かじり。 この方が歯ごたえもあり、味わいもあるんだなぁ。 と言うのは親父は二木健三先生の信奉者で、根っからの玄米菜食論者だった。 二木理論はこうである。 ①皮と実の間に栄養素が凝集している。皮を剥けばそれを全部捨てることになる。 ②全て食材は,皮から芯まで全部食べれば栄養のバランスが取れる。 ③野菜は3分煮。それ以上煮ると栄養素が壊れる。 ④調味料は使わない。人間のカラダは必要な者を必要な量をとるように「食欲」が調整する。その食欲を味付けでごまかすことで余分にとり過ぎて、今で言うメタボになる。 ⑤砂糖は毒である。 等々。 今流行の「自然食ブーム」を見事に先取りしているではないか。 改めて先見の明に感心させられているが、正直な所、二木先生の提唱する「健康への道」を強いられた子ども時代は、まことに味気ない食生活だったことも確かである。 でも、今の僕があるのはそのお陰かも、と思うとこれまた複雑な気持ちになる。 最近、「健康への道」が復刊されたそうなので、また読み返してみよう。
by n_shioya
| 2015-10-02 22:17
| 食生活
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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