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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
おトラさんとちゃぶ台文化
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昭和一桁にとって「柳家金語楼」といえば落語の神様であり、代名詞でもあった。その金語楼がおトラさんを演じて喝采を博したのが、昭和30年代。今回、畏友梅沢登美男氏がおトラさんを演じるとあって、明治座に馳せ参じた。
原作は西川辰美で主人公のおトラさんは口は悪いが根は優しい女中さん。そのハチャメチャぶりが笑いの渦を巻き起こす。
“でもね、先生。女中は差別用語として放送禁止用語だと言われたんですよ。お手伝いと言えと。でもねぇ、決して女中は差別ではなかったし、女中さんじゃないと締まりがなくて”と梅沢氏はぼやかれる。
そう、戦前は誰の家にも「女中さん」はいた。白い割烹着を着て家事全てをこなし、親の圧政に苦しむ子供達の慰め役。普通には「姉や」とも呼ばれていた。
そして家族の中心にはちゃぶ台がデンと座っていた。機嫌を損ねるとそのちゃぶ台をひっくり返すのがその家の主人の甲斐性ともされていた。
そこで醸し出されるのが「人情」というものである。
料理研究家の服部先生が「ちゃぶ台文化」を取り戻せ、と叫ばれるときは失われつつあるこの「人情の世界」だと、改めて感じた。
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by n_shioya | 2016-02-17 21:24 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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