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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
手織りの温もり
手織りの温もり_b0084241_2165149.jpg
これは僕の書斎。
左手前は水牛の皮の寝椅子、右上には岩手の山奥で家具作りに励む土屋さんの傑作の木馬。
だが今見て欲しいのは絨毯だ。
燃えるような赤。だが、なぜか心が和むのは彩とパターンの絶妙のコンビか。
イラクのサマワの産である。
サマワ。覚えているでしょう、自衛隊が復興支援に活躍した。
先年入手して、書斎に敷いた途端に,雰囲気ががらりと変わった。この部屋に入ると滅入ったときでも気分がぱっと明るくなる。
「カラーセラピー」のご利益と言えるか。
男の癖に僕は織物が好きである。その手触りとデザインがなんともいえない。
むかし銀座に麻里邑といったか、生地屋さんがあった。そこに立ち寄っては、いろいろの布地の色合いや肌触りを楽しんで、気に入った端切れがあると持ち帰ったものだ。
もちろん裁縫はできないので、何を作るわけでもない。
なかでも絨毯は特別である。そこに綾なし、繰り広げられるのは織り手の想いである。
僕の好きなイェーツの詩を披露させてほしい。

Had I the heavens’ embroider’d choth,
Enwrought with golden and silver light,
The blue and the dim and the dark cloths
Of night and light and the half light,
I would spread the cloths under your feet:
But I, being poor, have only my dreams;
I have spread my dreams under your feet;
Tread softly because you tread on my dreams.
by n_shioya | 2016-02-24 21:07 | 美について | Comments(0)


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