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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
蠱惑のステンドグラス
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どうしてステンドグラスには、これほど人の心をひきつけるのだろう。
ノートルダム寺院の薔薇窓は言うまでもなく、シャルトル、ケルンの大聖堂等、ヨーロッパの聖堂にはステンドグラスはつきものである。
小さいながらも、シテ島のサンシャペルの、細長くそそり立ったドームをぐるりと取り巻くステンドグラスは、夕陽をすかして眺めるときは、まさに天上の雰囲気を醸し出す。
そんな大それたものでなくも、ほんのちょっぴり我が家でもその雰囲気を味わいたいものと思っていたが、配偶者が名案を思いついた。
書斎の壁で昔空調機をはめていた、50センチに40センチほどの隙間に、小さなステンドグラスをはめたらというのである。
“誰に頼む?
“あの方に。”
幸い八ヶ岳の我々の山小屋の近くには、絵を描く方や、家具を作る方などの工房が多い。その一つ、「田工房」がステンドグラスだったのを思い出したのだ。
そして今その田さんの傑作が、「薔薇窓」ならぬ「八ヶ岳窓」として書斎を飾かざっている。
東側の壁なので日が昇ると、ちょうど朝日に映える八ヶ岳連峰のように輝き始める。
ステンドグラスの魅力は、波打ったガラスが微妙な色合いのグラデーションを生み出し、そして鉛?の素朴な縁取りが全体を引き締める。
多忙で山小屋に足を運べないとき、また真冬の厳寒時にも、ほの暗い書斎に足を踏み入れると、東側の壁に八ヶ岳がその雄姿を現してくれる。
田さん、ありがとう!
by n_shioya | 2016-04-08 20:21 | 美について | Comments(0)


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