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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
杏とアマリリス
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あら、マーマレードが無くなっちゃたけど、杏のジャムじゃ駄目よね。”と配偶者が言う。
“うむ、やっぱりね。買ってきてよ、ダンディーを”
マーマレードも国によってさまざまなのが面白い。
我が家の朝食はアメリカ留学時代からの習慣を引きずって、朝はトーストとコーヒーで済ます。
トーストにはマーマレードをたっぷり塗る。マーマレードはスコットランドのダンディー産である。スコットランドの荒地のようなオレンジピールのごつさと多少の苦味がマッチしている。
とはいっても、食べる物に好き嫌いはほとんどない僕だが、どういうわけか杏だけは苦手である。
思い出すとこれは子供の頃からだ。
そう、苦手だったのは杏とアマリリス。
”しっこいお姐さんの感じ”といったら、杏の好きな方に失礼だろうか。
小さいころ、姉の友達がよく家に出入りしていた。
皆、ちょっとばかり僕をかまってくれる。
だが、子供でもそれなりに、いや子供だから尚のこと、好き嫌いはあるものだ。
ところが苦手な相手に限って、あれこれご機嫌をとろうとする。こちらがちょっと引くのを感じ取って、僕の気に入った相手と多少張り合う気になってしまうのかもしれない。で、こちらは更にうっとうしく感じてしまう。
どうもそのねっとりした疎ましさが杏ジャムの感じなのだ。
アマリリスにも似たような感じがあった。
肉厚で少しくどい色合い。
清楚な白百合や可憐な鹿の子百合とは異質なものがある。
だが不思議なことに自分で花つくりをするようになってから、アマリリスも嫌いでなくなった。
球根が大きく、植えっぱなしにしてもすくすく育ってくれるところが、不精な僕にむいていたのかも知れぬ。
ところで杏のジャムはいまだに苦手だが、こと女性に関して言えば苦手はなくなった。「女の子」はすべて愛らしい存在である。
僕よりは皆若く、目上のうっとうしさを感じさせられることが無くなったからだろうか。
幸せというしかない。
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by n_shioya | 2016-04-16 20:19 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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