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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
先日なんかの会合で、医療過誤のあった時患者にどう対応するかが話題になった。 その議論の細かいことは忘れてしまったが、僕自身が旨としていることが一つある。 過誤というとまた定義が難しくなるので、ここではあえて齟齬ということにする。 何か齟齬をきたした時、決して防御的にならぬことである。 患者だけでなく、医師自身も動揺してしまうのは、人の子としてやむを得ない。だがそこで、身を守ることを優先させると、患者に対し壁を作り、不信感を抱かせ、敵対関係となり、訴訟へと発展する。 そこで自分の気持ちをあくまで患者の側に立たせ、その不安な気持ちに耳を傾け、寄り添って、その解決に一緒に取り組む姿勢である。 もちろんそれは理想論で、現実はそんなに甘くないと言われるかも知れない。確かに事柄の性質上、または患者の性格から何れにしても訴訟は免れないことも多々あるのは承知している。 ただ、医師は一義的に医療行為、つまり患者に対して責任を負ってるということだけは忘れないでいたい。
by n_shioya
| 2016-07-29 22:53
| 医療全般
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Comments(2)
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ruhiginoue at 2016-08-01 15:42
今日発売の『週刊ポスト』、見出しにある「大橋巨泉モルヒネ投与医師は"ニキビ治療"の専門医だった」という記事があります。在宅診療保険報酬が優遇されていたら、専門外の医師たちが群がって問題になり引き下げられたことはすでに報道されていますが、その中で起きたことであり、しかもその医師は形成外科手術で裁判となり敗訴した前歴まで。
批判する医師や私の談話も載っていて、その経営する診療所はマスコミの取材を拒否しているとのことです。http://www.weeklypost.com/160812jp/index.html
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ruhiginoue at 2016-08-02 17:46
追伸
小学館のサイトにも掲載 http://www.news-postseven.com/archives/20160801_434576.html http://www.news-postseven.com/archives/20160801_434576.html?PAGE=2
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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