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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
数日前、ある研究会で、毛髪の再生医療の最新の状況をお聞きする機会があった。 再生医療が誕生した時、これですべての臓器不足は解消されたかのごとく喧伝された。 だが現実はそう甘くないことは徐々にわかってきた。 そのなかで、毛を増やすことなど、ごく簡単なことと思われるかもしれないが、実は最も難しいターゲットの一つである。 その理由を説明するには、発生生物学の基礎から話す必要があるので割愛させていただくが、ここにきてやっと毛根を増やすめどがついたというのが、今回の講師のお話である。 毛根は毛乳頭細胞の塊を毛母細胞が包み、前者の刺激で後者が毛髪を生成しする。だからそれぞれの幹細胞を培養し、組み合わせて本人の頭の皮膚に埋め込み、毛根を作らせるという手法だ。 これが理研と北里大学の共同研究というのも嬉しいことだ。 でも、実用化までにはまだしばらくはお待ちいただかねばならぬようである。
by n_shioya
| 2017-06-19 22:56
| 再生医療
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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