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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
モンテーニュ再訪
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モンテーニュにハマっている。
今更と言われるかもしれないが、モンテーニュは奥が深い。
実は今まで「モンテーニュ抄」でごまかしてきたが、名句の抜粋だと気の利いた警句としてか捉えられない気味がある。
だが、保苅瑞穂の「モンテーニュの書斎」をよむと、どうしてどうして、モンテーニュはただの思想家ではなく、宗教戦争という激動の最中に、様々の重職を果たし、その合間に自分を正直に見つめ、客観的な人間考察を行っている。
僕は心のアンチエイジングとしてかねがね「自分との対話」を掲げているが、モンテーニュのエッセーはその先駆けと言えるだろう。
著者に言わせればモンテーニュは
「私が見るところ彼は色好みである。それも男女の交情の機微にも通じた、なかなかの色好みだったように思う。男の色好みについては、「よろずにいみじくとも、色好まざらん男(をのこ)はいとさうざうしく、玉のさかづきのそこ(当)なき心地ぞすべき」と徒然草にも記されている。
(中略)
モンテーニュは兼好法師の目にもかなったいみじき男(をのこ)だったのである。
つまりアンチエイジングの鑑というべき人物である。
by n_shioya | 2017-08-09 21:05 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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