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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
遠来の友
友あり、遠方より来る。また楽しからずや。
遠来の友_b0084241_18145576.jpg

今日は九州から教授就任一年目の大滋弥君が、同僚の皮膚科の教授とクリニックに訪ねて来てくれた。
大滋弥君はかつてのレジデントの中でも、最もまじめで、腕も優れ人柄も良かった一人である。

忘れる前にと、まず皮製のゲストブックにサインをいただく。
10年前の、創傷治癒センター開設以来の訪問者の方々が名を連ねている由緒あるゲストブックだ。
最近のページには、王監督の名前もあるし、もちろん昨日の岡本氏のお言葉も記されている。

これから教授に昇任するレジデントも居れば、もう定年退官という昔のレジデントも居る。今年は近畿大学の上石君がその番だ。
日本の頭蓋顎顔面外科のパイオニアであり、北里大学では長いこと助教授として僕を助けてくれた。その君がもう定年。こちらも年をとるはずである。

年寄りにとって一番の楽しみは、昔の弟子の活躍である。
幸い僕は優秀な弟子に恵まれた。

今旬の男の一人は横浜市大の鳥飼教授だ。上石君の愛弟子である。
女子医大にいった前田教授はだいぶ前に退官。今はがんの代替医療にこっている。
そう、横浜市大の口腔外科の藤田教授も今年定年か?いささか頑固者だったが、僕にはいい薬だった 。

昔の北里の良いところは人事がおおらかで、自由に基礎学者を招聘できたことだ。
皆それぞれが日本中の基礎の教室で活躍している。
まずは日本の皮膚再生医療のパイオニアの広島大学の吉里教授
そして北里大学の人工皮膚センターの黒柳教授
さらに鳥取大学では生物学教室で猪原教授が今も胎児の創傷治癒の研究を続けてくれている。

大学以外では、聖路加病院の大竹部長は美容外科では日本一といえるだろう。
また白金の北里研究所病院では宇津木部長が、究極のしわ取り術とともに独特のスキンケア理論を展開している。
また今の日本で肌の若返りは、湘南鎌倉病院の山下部長をおいて語ることは出来まい。
そして佐久病院では農村医療の若月先生の伝統を継いで、熱傷、褥瘡を中心に地域医療を支えているのが大谷津君である。
また、岐阜の市田先生と自由が丘クリニックの古山院長は、開業医の雄といえよう。
そのほか活躍している弟子どもは枚挙にいとまない。

ま、自画自賛ではないが、日本の形成外科・美容外科の基礎と臨床の重要な一角を昔のレジデントたちが担ってくれているといってもよいだろう。

誤解しないでいただきたい、僕は自分の過去を自慢しているのではない、はじめに言ったように、素晴らしい弟子に恵まれたと幸せを噛みしめているだけのだ。

そしてこのブログの主も、美女軍団にうつつを抜かしているだけの風顛老人ではなさそうだと、気がついていただければ望外の幸せである。
by n_shioya | 2006-06-09 12:59 | QOL | Comments(0)


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