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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
学会とは
よく学会はいくつぐらいあるのですか、と聞かれるがこれは答えにくい質問である。
学会そのものは何千何万とあるが、自分の専門分野の関連の学会だけでも毎月いくつも開かれている。

僕の場合は専門分野は形成外科だが、関連分野としては創傷治癒、美容外科、アンチエイジング、再生医療、熱傷など軽く五つは超える。
しかも形成外科だけでも、まず日本形成外科学会、東京地方会。
そして海外の学会としては日本の学会と同等に重要なのがアメリカ形成外科学会、また4年ごとに開かれる国際形成外科学会がある。それだけではなく、国際学会にも下部組織としての分科会や地方会的なものが無いわけでない。

このような学会群がそれぞれの専門分野に存在するので、自分の関連分野だけでも年間に何十と開催され、しかもほとんどが春と秋に集中するので、出るほうはたまったものではない。
自然重要度によって年間の学会出席を絞り込むことが、時間的のも金銭的にも必要になる。

ではどのようにして学会に優先度をつけるか?

まず政治的には日本のメインの学会は必須になる。形成外科の場合は日本形成外科学会だ。
だが、残念なことに学問的にはアメリカの学会である。発表のレベルも高いが、やはりアメリカの学会で英語で発表しないとなかなか世界的には求められない。
こんどのサンフランシスコの学会はそのひとつである。
ちなみに国際学会は半分はお祭り、半分は旧交を温めること、学問はまあ添え物といったら実も蓋もないが。

それはともかく、現役でもないのにもういい加減にしたらといわれるかもしれないが、実は今僕は学会出席が楽しくてたまらないのだ。
現役の頃は理事長は誰にもっていくかとか、次期会長を誰にするとか、要するに白い巨塔の面目躍如たる政治の世界といえば聞こえがいいが、つまりは選挙の票集めに終始していた、といっても、僕にそんな力があるわけでなく、弱小国家の生き残りのために、合従連衡のハザマを絶えずうろうろしてたのが実情である。

b0084241_10151568.gifそれが今は、まったく政治から開放され、ゆっくりと演題を聞き、時折年甲斐も無く質問などもさせてもらい、初めて学問の楽しさを味わっているといったら大げさだろうか。

というわけで、今フリーの立場で、レベルの高いはずのアメリカの形成外科学会に期待を寄せ、サンフランシスコの休日を楽しみにしている。
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by n_shioya | 2006-07-05 22:46 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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