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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
どういう訳かモイストヒーリングの地方巡業は台風にたたられる。
以前、北海道中標津のときは大型台風が雁行してくれて、行く先々で暴風雨に見舞われ、何時フライトがキャンセルになるかはらはらしながら、北海道を横断した覚えがある。 今回の静岡講演も昨夜の予報では、台風7号が駿河湾沖をゆっくり北東に進み、今朝新幹線で静岡に向かう頃に静岡から関東南部に上陸の恐れありとの事だった。 昨夜、主催者側は開催可能かどうか危ぶんでおられたようだが、僕の気持ちはこうだった。 どうせ朝にならねばわからぬし、交通機関が遮断されればしょうがないが、現地入りさえ出来れば、聴衆に関しては一人でも聞いてくださる方があれば参上したい、と言うのがチョッと格好をつけた本音だった。 幸い台風も房総沖にそれ、無事会場に到着すると、一人どころではなく、150人ほどの高校の擁護教員の方々が、会場を埋め尽くしてくださっていた。中には伊豆半島の南端、下田から泊りがけでこられた方もあると言う。 何時もながら、教員の方々のモイストヒーリングに対する関心の深さには、敬意を表する。 現場で実際に苦労されているかであろうが、不勉強な医師どもとは大違いである。 現実の体験から来る突っ込んだ質問が多く、実際にいま治療に関ってない僕には、かえっていろいろ考えさせられる問題提起となった。 モイストヒーリングについてはこのブログで何度も触れたが、一言で言えば、 “傷を乾かしてかさぶたで治すのは間違いである。モダンドレッシングなるものでカバーし、傷口から出る浸出液を温存して、湿潤環境を保てば、キズははるかに早くしかも綺麗に治るという新しい傷の治療法である。” さらに、“消毒剤の乱用は傷口の細胞にダメージを与えるので、水道水で洗い流すほうがはるかに安全で効果的である。”と言うことも付け加えておこう。 詳しくは創傷治癒センターのホームページをどうぞ。
by n_shioya
| 2006-08-09 22:37
| キズのケア
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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