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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ケムタンそして島田画伯誕生
バーリントンハウス馬事公苑で会議の最中、突然火災警報が鳴り全館の電気がストップした。
“火災探知機の誤作動なので心配はありません。”とアナウンスがあったが、何時までも警報はなり続け、やがて大きな赤い車が二台と救急車が到着した。

しばらくして警報は止まりスタッフが報告に来た。
新しい入居者の荷物を搬入中、長いポールが煙探知機にぶつかったための誤作動だと言う。
何だ、ケムタンか、居合わせたホテルオークラ会長の大崎顧問が言われた。
ケムタンとは煙探知機の業界での愛称のようだ。

このレジデンスでは法規上か、いったんケムタンが感知すると自動的に全館警報が鳴り、同時に消防署へ火災発生のメッセージが送られる。いったんそうなると、例え誤作動とすぐ分かっても消防車が出動するよう義務づけられているのだそうな。

それだけ安全だと言うことですな、と誰かが言った。
でもね、ホテルではこれはやりません、お客がパニックになりますからね。ホテルでは部屋ごとにまずケムタンから防災センターに個別に異常が伝達され、すぐさま当該ケムタンの部屋なり廊下で火災発生を確認した上で、消火活動とともに消防署に連絡をするという。

確かに誤作動と言うことはよくあるようだ。
十数年前、イギリスの学会で田舎の宿に止まった時のこと、明け方の4時に警報がなり、全員直ちに屋外へ避難せよと全館放送があった。
慌ててパジャマのまま飛び出していくと、スーツに着替えた男がで皆がパニクッテ出てくるのを涼しい顔で眺めている。
今慶応病院の院長の相川教授である。
用意がいいですね。
いや、先生、僕は昔サンフランシスコのホテルで同じ目にあって、以来必ずベッド脇に、パスポートを一番上に、着る順序で衣類を重ねてから寝ることにしているのですよ。
さすが相川先生、と皆感心した。ちなみにこの慎重さが、彼を慶応病院の院長に押し上げたのだと思う。
このときも誤作動とすぐ分かったが、やはり消防車がきて安全を確認するまで、全員寒空の下で一時間ほど待たされた覚えがある。

夜はこれも慶応の経済の島田教授の、小泉前首相の最高のブレーンといえば皆様もご存知でしょうが、画家としての再出発のお披露目の会が、シャネルのホールで開催された。
再出発と言うのは、先生は6歳の頃天才少年画家現ると、ライフで紹介され、一時は画家になることを真剣に考えられたからである。

実その天才少年の恩師が我々の友人の岡田謙三画伯だったとは、今回の催しで始めて分かった。
岡田画伯は僕の留学先オルバニーの近くに広大な別荘をお持ちで、貧乏な日本の画学生をその通称岡田ホテルに呼んでは面倒を見ておられた。我々も家族で岡田ホテルやグリニッチ・ヴィレッジのアトリエには頻繁にお邪魔したものである。
島田先生も時期は少しずれていたかもしれないが、同じようにニューヨークでは岡田ホテルやアトリエを訪ねられたそうで、これは本当に奇遇である。

今回の島田画伯の誕生を一番喜んでおられるのは、今は亡き岡田謙三画伯ではなかろうか。
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by n_shioya | 2006-10-19 23:43 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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